● ずっと自転車に乗らないでいた。2012年4月から転勤になったのが,第一に効いている。通勤が電車になった。通勤で乗らなくなると,休日にも乗らなくなる。
こんなことではいけないと思いながら,ズルズルと月日が経ち,乗らないのがあたりまえになった。そうなると,自転車に乗るのが億劫になってくる。それ以前に自転車に乗ることが頭に浮かばなくなってくるのだった。
● そうして,2014年の夏になった。7月31日に意を決して(?)自転車通勤。高根沢町から矢板市まで。距離は約25キロで,真岡より近い。
ただし,アップダウンがあり,サイクリングロードの恩恵もない。さすがに国道4号線は走る気にならないので,地図をにらみながらルートを決めた。
氏家の市街を抜けて,喜連川の工業団地をかすめて鷲宿に至る。そこから内川の堤防を北上する。そのまま北上すると4号と平面交差するので,いつまで待っても横切れない。ので,その手前で左折し,アンダーで4号の下をくぐって,JR宇都宮線の踏切を越えて矢板市内に入る。
● 二度目の自転車通勤は,じつに8月14日(木)になった。二度目のこととて,だいたいスムーズにいった。寄り道なしだと距離は約25㎞。これに90分を要している。
もうちょっとスピードが出るといいんだけど,ま,自分の年齢と体力を考えればこんなものかとも思う。
● 途中で道を間違えた。内川の堤防をまっすぐ進むべきところ,左折してしまった。ただ,方向が大きく外れるわけではないので,そのまま進んだ。
で,これで行くと,車の流れが途切れない県道161号との交差を避けることができるのだった。断然,こちらの方がいい。次回以降はこちらの道を採ることとしよう。怪我の功名だった。
● 普段は電車で通勤している。定期券も持っている。であれば,必ずしも自転車で往復しなくても,片道は電車を使ってもいいわけだ。自転車で出勤して電車で帰る,電車で出勤して自転車で帰る。その繰り返し。
片道でも25㎞走っているわけだから,負担を片道だけにして,その結果,毎日自転車に乗ることになるんだったら,その方がいい。
年寄りのヘタレ自転車乗りには,むしろその方がいいかも。
● 田んぼ道を走っていると,農薬の臭いを嗅ぐことになる。前回,ヘリコプターで農薬を散布している光景を何度も見た。
農薬を使わないで米を作るべきだなどとぼくは考えないし,田んぼ道は自転車で走るためにあるんじゃない。排気ガスを吸いながら4号線を走るよりずっといいし。
農薬使用を非難するやつがもしいたとしたら,てめえが出してる排気ガスの方がよっぽど有害なんだよっ,排気ガスを出すのをやめてから人のことを言えっ,と言いたい。