2020年5月10日日曜日

2020.03.07 迫田賢一編 『折りたたみ自転車で旅に出たくなる本』

編者 迫田賢一
発行所 八重洲出版
発行年月日 2020.02.29
価格(税別) 1,200円

● 八重洲ブックセンター宇都宮店で購入。タイトルが刺さってきた。まさに,今,自分がやりたいこと。浦和に着くまでの宇都宮線の車中で読んだ。
 まず読むべきは,石井正則-田村浩対談。地の文は省略して対談部分のみを。次にリアルの実例。10人の折りたたみ式自転車の装備と使い方が紹介されている。

● ブロンプトンが多いですな。欲しいです,ブロンプトン。泥除けがあるのと,長期のキャンプツーリングにも耐えそうだからね。
 ロードで骨折顔面血だらけ事故を起こして,奥様に自転車を取りあげられているんだけど,これなら認めてもらえるのではないかと思うし。

● この楽しいムックから2つほど転載。
 あるカメラの開発者がいらっしゃって,その人の“どんなに高級なカメラでも,その場にいなければ写真は撮れない”という言葉が大好きなんです。だから軽くて小さなカメラを作った人なんですけど,僕は折りたたみ自転車も同じだと思うんですよね。出かけるのに気負っちゃう自転車だと,出かける機会が減って・それがだんだん罪悪感になっちゃうけど,折りたたみ自転車ならサッと持って出かけられる。(石井正則 p15)
 たいていの趣味は「自分一人で完結できる」という心意気が大切だと思う。(中略)誰かの道具を頼ったり,手助けを望むのは決してほめられたおんじゃない。(中略)仲間と遊ぶにしても,自己完結力を身に付けた者同士で楽しみたいと思う。それが趣味の醍醐味だ。(田村浩 p98)