● 遠出のプランは色々と考えている。石田さんの本を読んで,さらにそれが煽られている。
● 1日百キロ走行を達成したので,次は2百キロ走行を目指している。2百キロ走れれば,それをもって満願成就としたい。日光~足尾~桐生のコースを考えていて,まずはそれを実行したいのだが,日足トンネルは使わずに,細尾峠越えの旧道を走ってみたい。峠からの眺望はどれほどのものかと想像を逞しくしている。
けどね,峠越えの道路ってたいてい切り通しだね。眺望はゼロなんだろうな。
● 会津西街道を登って会津田島に出て,そこから黒磯に戻ってくるコースや,筑波まで走るコースを考えている。
会津西街道はたっぷりと登りを味わえる。田島からの復路は一般車両通行止めになっている箇所もあるようだ。自転車はどうなのか(と思ってネットで調べてみたが,自転車なら通行できるっぽい。ただし,かなりのダートでマウンテンバイクじゃないとパンクが心配。コースを変更した方がとりあえず良さそう)。
● 去年の7月に真岡から関東鉄道常総線とつくばエクスプレスを乗り継いで研究学園都市まで行ったのんだけど,関東鉄道で南下し,つくばエクスプレスで北上するわけで,研究学園都市じたいはわりと近いんですな。
あのときは真岡まで車で行った。真岡からつくばまでは充分に自転車距離だ。しかし,自転車で行くという発想はまったく浮かばなかった。よく地図を見ていなかったのか。
● 往きは鬼怒川堤防を走り,復りは小貝川,五行川の堤防を走ることになりそうだ。アップダウンはほとんどないのじゃないかと思われる。
でも,往復しても2百キロにはなりそうにない。
あまり乗ってないんですよねぇ。メタボをどうにかするための最後の手段が自転車通勤というわけで,それすらどうも思うに任せないというのが実際のところで。 お金もほとんどかけてませんしね。というわけですので,タイトルはちょっといかがなものかと,われながら思っています。
2011年5月23日月曜日
2011年5月15日日曜日
2011.05.15 パンクの修理は億劫だ
● 自転車にはマネーセービング効果があって,コンサート会場に自転車で行けば,往復の電車賃がかからない。けれども,自転車に乗ってるとチマチマと維持費がかかってね。
ライトを替えてみたりとか,バックミラーや専用のカバンが欲しくなったり。結局,それらの出費が節約効果を凌いでいるようでもあるのだが,ま,それはそれ。
● スマートフォンを買って,正確に距離が測れるようになったら,2百キロ走行に挑戦してみたいと思っているんだけど,しばらくは無理をしない範囲でこまめに乗れればいいと思う。
今のところ,自転車は2台体制。2台あると何かと便利。片方がパンクしても別ので出かけられるから。目下,2号の後輪がパンク中だ。もちろん自分で修理するつもりだけれども,けっこう億劫で数日放ってある。
● のだが,8日の午前中にパンクを修理した。釣り針らしきものがタイヤに刺さっていた。のだが,夕方にはすっかり空気が抜けていた。しっかりパッチが貼りついていなかったのか,ほかにもっと穴があったのか。さすがにガックリきてしまった。
● 15日,再び2号のパンクを修理した。何と,前回パッチをあてたところから5ミリほどずれたところが破けていた。たぶん,前回は何でもないところにパッチをあててしまったのだろう。じつにお粗末の一席だ。
ともあれ,今度はちゃんと修理できた。自転車での通勤からはまたもや遠ざかっていたのだが,これで復帰できればと思う。週末は乗っているんだけどね。
ライトを替えてみたりとか,バックミラーや専用のカバンが欲しくなったり。結局,それらの出費が節約効果を凌いでいるようでもあるのだが,ま,それはそれ。
● スマートフォンを買って,正確に距離が測れるようになったら,2百キロ走行に挑戦してみたいと思っているんだけど,しばらくは無理をしない範囲でこまめに乗れればいいと思う。
今のところ,自転車は2台体制。2台あると何かと便利。片方がパンクしても別ので出かけられるから。目下,2号の後輪がパンク中だ。もちろん自分で修理するつもりだけれども,けっこう億劫で数日放ってある。
● のだが,8日の午前中にパンクを修理した。釣り針らしきものがタイヤに刺さっていた。のだが,夕方にはすっかり空気が抜けていた。しっかりパッチが貼りついていなかったのか,ほかにもっと穴があったのか。さすがにガックリきてしまった。
● 15日,再び2号のパンクを修理した。何と,前回パッチをあてたところから5ミリほどずれたところが破けていた。たぶん,前回は何でもないところにパッチをあててしまったのだろう。じつにお粗末の一席だ。
ともあれ,今度はちゃんと修理できた。自転車での通勤からはまたもや遠ざかっていたのだが,これで復帰できればと思う。週末は乗っているんだけどね。
2011年5月12日木曜日
2011.05.12 石田ゆうすけ『行かずに死ねるか!』を読んだ
● また面白い書き手に出会えた。石田ゆうすけという。7年間かけて自転車で世界を一周し,それを『行かずに死ねるか!』という本にまとめた。これがメチャクチャ面白い。
立派な冒険譚だ。南米で強盗に銃口を向けられて,身ぐるみ剥がされるという目にも遭っている。日本人の自転車乗りや現地人との交流がじつに活き活きと描かれている。活き活きと描かれているがために,登場人物がじつに魅力的だ。書きすぎていないのもいい。
● そこここでの寄り道がまたこの本の彩りを豊かにしている。著者はこの世界一周に7年半を費やしているのだが,この時間があればこそ,この内容になるのだと思う。効率よく短期間で回ろうなどとやってしまっては,この味は失われる。
英語やスペイン語が達者なわけでもあるまいと思うのだが,実地に憶えていくタイプのようで,つまりはそれが可能になるだけの交流をしているわけだ。もの怖じしないその姿勢が清々しいし,羨ましい。外に開かれている。外を拒否して自分を守ることをしない。
● 旅の先々で色鉛筆でスケッチをする。川で魚を釣りあげて自分で料理する。料理も上手らしいのだが,その味を表現する文章がまたいい。
音楽に言及したり,詩を書いたりもする。野にいる文化人的な色合いもあって,それもこの本の魅力を増している。人を思う心,それを素直に行動に移すさりげなさ。抑えて書いている文章がここでも見事だ。
● 7年半もかけたのだから,この世界一周の自転車旅のために多くのものを犠牲にしている。彼は犠牲にしたとは思っていないだろうが,職業も捨てているし,結婚するチャンスも捨てている。今はどうして生活しているのか知らないけれど,経済的に豊かさや安定も捨てているのだと思う。本なんか売れたって収入はしれている。
しかし,この1冊を残しただけでも,悔いる必要のない人生を送ったことになるだろう。
● この本を読んだあとに,『道の先まで行ってやれ!』を読んだ。世界一周から帰国して3年後に,今度は国内のあちこちに短期間の輪行を重ね,それを文章にしたものだ。
舞台が勝手知ったる国内になるのだから,『行かずに死ねるか!』ほどには面白いはずがないと思って読み始めたのだが,嬉しいことにその予想は裏切られた。面白いのだ。石田さんは読者を唸らせるツボを心得ているのだろうか。
● 再び,どうしてこれが面白いのだろうかと考えた。おそらく,彼が感激屋だからではあるまいか。彼の感激ぶりが心地いいのだ。
ひねくれていない。素直に世界と向き合っている感じ。斜に構えたところがない。義理人情を大切にしている。応援したくなるのだ。
● もうひとつ,彼は文学好きでもあるらしい。内田百閒がポコッと登場したりする。それが文章に奥行きを与える。
自転車というマイナーな移動装置への入れこみが第一だが,そのほかに料理や音楽,スケッチ,文学と,人生を楽しむ術をたくさん持っていて,それがさりげなく伺わせる。
● この文章の味わいは,しかし,持って生まれたものだろうなとも思わせる。時間と引換えにして読むことを納得させる文章は,努力して書けるものではないような気がする。
それを窺わせるのが,食べものに関する描写だ。山形の蕎麦や喜多方のラーメンなど,各地でいろんなものを食べて,その様子を書いているんだけれども,それがとても巧いのだ。構えず,自分の感覚に素直に。自分も食べに行きたいと思わせるのだ。
● 自転車での世界一周は無理としても,日本一周ならできそうな気がしてきた。70歳を過ぎたらやってみようか,と。そのためにも,2百キロ走行はできるようになっておきたいぞ。
● この2冊以外にも彼の著書がある。文庫になっているのもあるようだ。すべて読むことになるだろう。ブログも書いているので,しばらくは彼の文章を楽しめそうだ。
疋田智さんに次いで,二人目の自転車乗りの文章家だ。石田さんは自転車についてというよりは,旅について語っているので,ふたりの色合いはだいぶ違うが,こういう出逢いは嬉しいものだ。
立派な冒険譚だ。南米で強盗に銃口を向けられて,身ぐるみ剥がされるという目にも遭っている。日本人の自転車乗りや現地人との交流がじつに活き活きと描かれている。活き活きと描かれているがために,登場人物がじつに魅力的だ。書きすぎていないのもいい。
● そこここでの寄り道がまたこの本の彩りを豊かにしている。著者はこの世界一周に7年半を費やしているのだが,この時間があればこそ,この内容になるのだと思う。効率よく短期間で回ろうなどとやってしまっては,この味は失われる。
英語やスペイン語が達者なわけでもあるまいと思うのだが,実地に憶えていくタイプのようで,つまりはそれが可能になるだけの交流をしているわけだ。もの怖じしないその姿勢が清々しいし,羨ましい。外に開かれている。外を拒否して自分を守ることをしない。
● 旅の先々で色鉛筆でスケッチをする。川で魚を釣りあげて自分で料理する。料理も上手らしいのだが,その味を表現する文章がまたいい。
音楽に言及したり,詩を書いたりもする。野にいる文化人的な色合いもあって,それもこの本の魅力を増している。人を思う心,それを素直に行動に移すさりげなさ。抑えて書いている文章がここでも見事だ。
● 7年半もかけたのだから,この世界一周の自転車旅のために多くのものを犠牲にしている。彼は犠牲にしたとは思っていないだろうが,職業も捨てているし,結婚するチャンスも捨てている。今はどうして生活しているのか知らないけれど,経済的に豊かさや安定も捨てているのだと思う。本なんか売れたって収入はしれている。
しかし,この1冊を残しただけでも,悔いる必要のない人生を送ったことになるだろう。
● この本を読んだあとに,『道の先まで行ってやれ!』を読んだ。世界一周から帰国して3年後に,今度は国内のあちこちに短期間の輪行を重ね,それを文章にしたものだ。
舞台が勝手知ったる国内になるのだから,『行かずに死ねるか!』ほどには面白いはずがないと思って読み始めたのだが,嬉しいことにその予想は裏切られた。面白いのだ。石田さんは読者を唸らせるツボを心得ているのだろうか。
● 再び,どうしてこれが面白いのだろうかと考えた。おそらく,彼が感激屋だからではあるまいか。彼の感激ぶりが心地いいのだ。
ひねくれていない。素直に世界と向き合っている感じ。斜に構えたところがない。義理人情を大切にしている。応援したくなるのだ。
● もうひとつ,彼は文学好きでもあるらしい。内田百閒がポコッと登場したりする。それが文章に奥行きを与える。
自転車というマイナーな移動装置への入れこみが第一だが,そのほかに料理や音楽,スケッチ,文学と,人生を楽しむ術をたくさん持っていて,それがさりげなく伺わせる。
● この文章の味わいは,しかし,持って生まれたものだろうなとも思わせる。時間と引換えにして読むことを納得させる文章は,努力して書けるものではないような気がする。
それを窺わせるのが,食べものに関する描写だ。山形の蕎麦や喜多方のラーメンなど,各地でいろんなものを食べて,その様子を書いているんだけれども,それがとても巧いのだ。構えず,自分の感覚に素直に。自分も食べに行きたいと思わせるのだ。
● 自転車での世界一周は無理としても,日本一周ならできそうな気がしてきた。70歳を過ぎたらやってみようか,と。そのためにも,2百キロ走行はできるようになっておきたいぞ。
● この2冊以外にも彼の著書がある。文庫になっているのもあるようだ。すべて読むことになるだろう。ブログも書いているので,しばらくは彼の文章を楽しめそうだ。
疋田智さんに次いで,二人目の自転車乗りの文章家だ。石田さんは自転車についてというよりは,旅について語っているので,ふたりの色合いはだいぶ違うが,こういう出逢いは嬉しいものだ。
2011年5月10日火曜日
2011.05.10 ゴールデンウィークは静かに過ごせた
● 今年のゴールデンウィークはどこにも出かけなかった。わが家の事情もあるんだけど,震災で日本全体が娯楽には及び腰で,今年のゴールデンウィークはどこも空いていたのではあるまいか。5日の成田の帰国ラッシュでも帰国者は例年の半分しかいなかったとニュースで報じていた。
この時期に国民こぞってどこかに出かけ,結果,どこに行っても混雑を極めるというのも能がない話だけれど,それを前提に供給体制を整えている側にとっては,どうにも困った事態に違いない。伴久ホテルの破産が象徴的だ。
● しかし。これでいいのだとも思うんですね。出かけなければ出かけないなりのリフレッシュができるのだってことを,今回,多くの人が実感したのではないだろうか。
ゴールデンウィークには誰もが出かけるものだってのを前提にして,それに煽られるようにどこかに出かけるバカらしさを感じたのではないだろうか。去年までよりずっと賢い成熟した休みを過ごせたと思っている人が多いのではあるまいか。
静かにお金を遣わないで過ごしても,別段の不都合はない。家で本を読むのもいいだろうし,DVDをレンタルして見るのもいいだろう。その人なりの過ごし方があるのだ。他人と比べても仕方がない。
● 不充分ながらも自転車で走ることもできた。まずまず満足だ。
あとはヨメと宇都宮や氏家のスーパー巡りをしたり(いつも週末にしていることだけど),気に入っているラーメン屋や餃子の「みんみん」でご飯を食べて,それでけっこう満ち足りた。
この時期に国民こぞってどこかに出かけ,結果,どこに行っても混雑を極めるというのも能がない話だけれど,それを前提に供給体制を整えている側にとっては,どうにも困った事態に違いない。伴久ホテルの破産が象徴的だ。
● しかし。これでいいのだとも思うんですね。出かけなければ出かけないなりのリフレッシュができるのだってことを,今回,多くの人が実感したのではないだろうか。
ゴールデンウィークには誰もが出かけるものだってのを前提にして,それに煽られるようにどこかに出かけるバカらしさを感じたのではないだろうか。去年までよりずっと賢い成熟した休みを過ごせたと思っている人が多いのではあるまいか。
静かにお金を遣わないで過ごしても,別段の不都合はない。家で本を読むのもいいだろうし,DVDをレンタルして見るのもいいだろう。その人なりの過ごし方があるのだ。他人と比べても仕方がない。
● 不充分ながらも自転車で走ることもできた。まずまず満足だ。
あとはヨメと宇都宮や氏家のスーパー巡りをしたり(いつも週末にしていることだけど),気に入っているラーメン屋や餃子の「みんみん」でご飯を食べて,それでけっこう満ち足りた。
2011年5月2日月曜日
2011.05.02 またまた小休止(ですむのか)
● と書きながら,その後は2週間ほど自転車に乗らない生活を続けてしまった。家に駐めておいたのに,2号の後輪がパンクしていた。理由がわからない。パンクの修理は自分でできるので,まぁ問題はないんだけど。
● サドルが飛ぶというトラブルがあった1号は,応急処置で騙し騙し乗っていたんだけど,サドルが固定されておらずガタガタしていると,てきめんに腰に来る。
固定するための四角いナットは結局見つけることができなかったので,シートポストごと交換することにした。ヤフオクで安いのを買って,こちらは交換を終えた。応急処置に要したお金より安くすんだ。
● しかし,1号にも問題があって,前照灯を新たに購入して取り付けたんだけど,これがイマイチ固定の度合いが弱い。走っている間に向きが変わってしまったりする。ネジはこれ以上締めつけようがないくらいに締めているんだけどね。しばらくいじってみようと思う。
2号に取り付けたバックミラーも,3月の風の強い日に自転車が倒れ,そのときに柄が折れてしまった。自転車を利用すると,交通費やガソリン代の節約っていうマネーセービング効果もあるのだけれども,それ以上に何やかやと維持費がかかっているのが実情だ。途中で,人力エンジンに別の給油もすることになって,これもけっこうバカにならない額になるしね。
● サドルが飛ぶというトラブルがあった1号は,応急処置で騙し騙し乗っていたんだけど,サドルが固定されておらずガタガタしていると,てきめんに腰に来る。
固定するための四角いナットは結局見つけることができなかったので,シートポストごと交換することにした。ヤフオクで安いのを買って,こちらは交換を終えた。応急処置に要したお金より安くすんだ。
● しかし,1号にも問題があって,前照灯を新たに購入して取り付けたんだけど,これがイマイチ固定の度合いが弱い。走っている間に向きが変わってしまったりする。ネジはこれ以上締めつけようがないくらいに締めているんだけどね。しばらくいじってみようと思う。
2号に取り付けたバックミラーも,3月の風の強い日に自転車が倒れ,そのときに柄が折れてしまった。自転車を利用すると,交通費やガソリン代の節約っていうマネーセービング効果もあるのだけれども,それ以上に何やかやと維持費がかかっているのが実情だ。途中で,人力エンジンに別の給油もすることになって,これもけっこうバカにならない額になるしね。
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