が,平日の午後なら活気もあるだろう。その活気に触れたくて出かけてみたのだが。
作新学院大学 |
清原工業団地の一画にある。大学側も考えていて,工業団地に接するところはグラウンドにしている。けれど,工業団地と学校というのはさほどに相性が悪いわけでもないようだ。今どきの工業団地に工場騒音はないのだろうか。道路には広い歩道が設置されているし,緑地も確保されている。工業団地の中に大学があることの違和感はあまりない。
● いわゆる学生街にはまったくなっていない。ぼくは昔の学生街のイメージしか持っていないのだけれども,本屋とか喫茶店,食堂,居酒屋など,まったく影も形も見えない。ポツンと大学があるという感じ。
ま,街を形成するには,作新学院大学ひとつでは力不足ではある。学生の母数が少なすぎる。自宅から通っている学生が多いのかもしれない。
ひょっとすると,そういうお店は建築できないように開発規制がかかっているのかねぇ。
● 流刑地という言葉を思いだした。学生は毎日,ここに流刑され,講義に出て,学食でご飯を食べて,時間になるとスクールバスで帰宅する。そんな感じなのだろうか。
つまりは,あまり楽しそうなエリアにはなっていないのだ。大学は街中にあるべきなのだと思う。何だかんだ言っても,県内では宇大の環境が一番いい。しかしながら,今やそんなスペースが街中に残っているはずもない。新設大学は郊外というより農村に造らなければならない。
● 帰りは県道宇都宮向田線のバイパスを走ってみた。東側つまり上高根沢方面に向かってペダルを漕いだ。近未来的なこの道路もしばらく走ると本線に合流する。
合流したあとは歩道もなく,交通量のわりに幅員の狭い普通の道路になる。しかも,アップダウンがけっこうある。
この道路に入りこんだことを後悔しながら,高根沢の田園地帯に降りた。