2010年10月23日土曜日

2010.10.23 「とちぎ情報の森」あたりをポタリング

● 23日(土)も地元を自転車で走ってみた。サイクリングというよりはポタリングという感じでしょうか。
 この日は,久しぶりに「とちぎ情報の森」を訪ねてみた。もともとは,IT関連の企業集積を目指したものだが,IT企業に昔日の面影はない。とてつもなく速い速度で時勢が変わってしまった。

● 土地の造成時に,中核施設として「システムソリューションセンターとちぎ」の建物を設置し,当時,ジャストシステムの社長だった浮川和宣氏を社長に据えたのだったと思う(14年前の話)。けれでも,今に至るまでソリューションセンターの活動実績は皆無のはずだ。
 ジャストシステムもアメリカのマイクロソフトに敵することができず,存亡の危機を迎えているし,創業者の浮川氏もすでに経営を退いている。

● IT産業は超高速で進展し,そのことによって自らを陳腐化してきた。ソリューションセンターの建物は,現在でも同じところにあるが,だいぶ傷んでしまっている。フジスタッフの張り紙があった。同社が取得したのかもしれない。
 
● この前ここに来たのは,ムスコがまだ小学生のときだった。当時と比べると,だいぶ企業が進出してきていた。しかし,そういうわけでIT企業が集積しているわけではない。小型の普通の工業団地だと思えばいい。
 ではあっても,緑地もたっぷりあるし,区画にも空きがあるので,まだまだ公園としての用途を果たしている。しかし,そういう利用の仕方をする人もあまりいないようだった。

● ここから御料牧場を縦貫する道路を走ってみた。高根沢に住んではいても,ぼくの知っている高根沢はごく一部に過ぎない。初めての風景を見やりながら,のんびり自転車で走るにはいいところだと思った。
 御料牧場が尽きると,まもなく,昨日走った県道宇都宮向田線にぶつかった。気が進まなかったけれども,昨日降りてきた道路を登っていくことにした。

● バイパスとの合流点からは,バイパスには入らずに,そのまま本線を走った。ここから一気に走りやすくなるのだった。広い歩道が両側に設置されるだけでもだいぶ気分が違う。ほどなく宇都宮市の領地になる。県の産業技術センターが道路沿いにあった。ここなら自転車で通える。
 17日に初めて見た新興開発地の風景が一気に広がる。何か大都会に出たような錯覚に陥る。コンビニがあり,DVDのレンタルショップがあり,ファミレスがあり,そこここに駐車場がある。

● 清原台の住宅地をしばらく走ってから,野高谷交差点に出て清原工業団地へ。途中から右に曲がって作新大へ抜ける。この日は野球部の連中が試合をしていた。この一画だけが生臭い若さが覆っていた。
 約2時間の自転車走行となった。2時間あるとけっこう走れるものだ。