● 自転車に乗るようになってからは,疋田智さんの著書を何冊か読んでいる。彼は元祖「自転車ツーキニスト」ですな。
でも,彼は10年前からメルマガを発行しているようで,それを今でも継続している。そのメルマガを読み始めたんだけど,全部はまだまだ読めていない。量的にはもちろん,質的にも相当充実しているので,これから楽しみに読み進めていきたいと思っている。
● で,これだけのものをタダで読ませてもらうのに,著書を全然買わないのは仁義に反するだろうというわけで,本屋で1冊購入した。『ものぐさ自転車の悦楽』というタイトルの本。フォールディングバイク,折り畳み式の小径車のことなんだけど,そのフォールディングバイクのお薦め本というか,フォールディングバイクのある生活を綴ったエッセイだ。
● この本,じつは前から気になっていた。なぜかというと,ぼくの自転車も折り畳み式ではないけれど小径車だからだ。
● ぼくの近辺でもスポーツ自転車をけっこう見かけるようになっているのだが,颯爽と走っているのはロードバイクだったりクロスバイクだったりする。
以前,爺さまのクロスバイクに全然追いつけなくてエッと思ったこともあった。車輪が小さいのでスピード勝負はできないのはいいとして,これで片道25キロを走ることじたい,ひょっとして無謀なのか。自転車の選択を間違ったのか。初歩的なミスを犯したのか。そういう不安が大きくなってきたんですね。
で,そうじゃないんだよ,その自転車でもいいんだよっていう答えが欲しいなと思っていたわけです。
● そこで『ものぐさ自転車の悦楽』を読んでみようか,と。
買ったその日に読んじゃいました。彼の「ものぐさ自転車」の肝は小径車の部分ではなく,折り畳み式にあるのだった。
が,25キロ程度走るのに向くも向かないもない。小径車でOK。そういうことだったのですね。