しかし。確実に疲れが溜まっていた。疲れているのによく眠れないこともあって,正直,5日はきつかった。110分かかって事務所に着いた。
● 復路はもっときつくて,「道の駅はが」に着く前に二度の小休止。「道の駅はが」では大休止。その後も二度休憩した。乗って走っていれば多少速かろうが遅かろうが,さほど時間は変わらない。所要時間を決めるのは休憩の有無とその長さだ。
帰宅したのは8時を大きく過ぎていた。3時間かかったことになる。平均時速10キロ。歩きの2倍。いかがなものだろうねぇ。
「道の駅はが」 |
● ペダルを漕ぎながら鋭角的な空腹を感じる瞬間がある。痛いほどの空腹感だ。自転車通勤前は朝も昼も食事抜きなんてことを平気でやっていた。当然,夕方には空腹を感じるのだが,そんなものはまだまだ甘かった。何せ,ペダルを漕ぎながら意識が遠のいていくのではないかと思うことがあったからねぇ。
今は昼を抜くなんて考えられない。この日もちゃんと食べてはいたのだけれども,時折襲ってくる空腹感がけっこう鋭くて,中学生のとき,部活の後なんかにこんな思いを味わったかなと考えた。
● 「道の駅はが」で不二家ネクターを飲もう。そう思うことが励みになった。ニンジンをぶら下げられた馬よろしく,目先にご褒美を散らつかせてやるとけっこう頑張れるのだった。
ビジネス書や自己啓発書などにこうしたことが書かれていると,ケッと思ったものだけど。ちょっと自分を追いこんでやると,こうした原始的な手法が有効性を帯びるんですな。
● こういうことだと,そもそも正確な距離はどれだけなのか,どの程度のスピードが出ているのか,そういう基本的なことを知りたくなる。スピードメーター(サイクル・コンピュータというらしい)を付けてみようかと思う。ネットオークションで千円以下で買える。
スピードメーターで計れる客観的な数字などどうでもよくて,要は体感がすべてだと思うのだけれど,体感と実際のズレを知りたくもある。
リュックを背負わなくてもいいような措置も速やかにとりたい。
● 自転車に乗るうえで気をつけないといけないことがひとつだけある。見ている方向に進んじゃうってこと。路肩を走っていて,これ以上左に寄ったら危ないと思ってその左側を見ていると,危ないはずの左側に行ってしまうんですね。
自転車が届いて初めて漕ぎだしたそのときに,右手をグローブにしてしまう事故をやった。が,その後は大丈夫。今では人馬一体ならぬ人車一体。車との接触や衝突には気をつけなければならないが,操作ミスによる事故は起こさなくてすむと思う。
と油断してると,痛い目に遇うのかもしれないけどね。