● 23日(金)は一日,出張だった。出張先は宇都宮。自転車で行ってやろうと思った。
基本的に,車の走らない道路を選びたいと思っている。その方が快適だからだ。が,同時に自転車でどこへでも行きたいという気持ちもある。
● よく冗談でいうのだけど,息子のこともあるので(詳細は略)70歳までは働く心づもりはある(職場があるかどうかが問題だが)。しかし,70歳を過ぎたら好きなようにやらせてもらおうと思っている。
若いときにやりたくてもできなかったことを次々にやっていきたい。ひとつは,バックパックを担いでの貧乏旅行。地球のアチコチをお金を使わないで歩いてみたい。
ひとつは,四国遍路。ひとつは,自転車での日本一周なり日本縦断をしたい。旅館やホテルに泊まってもいいけれど,自転車にテントを結わえて野宿の旅もいい。
いい年こいてって後ろ指をさされるようなことを次々にやっていきたい。若い頃にできなかったことをやるのだから,当然,年甲斐もないことになるはずなのだ。
● その予行演習は定年を待たないでさっさと始めないといけないと思っているのだけれども,ものには順序がある。まずは都会の道路も怖がらずに走れるようにならないといけない。その第一歩が宇都宮行きだ。
って,大げさすぎますけどね。
● というわけで,4号線から環状線に入って上戸祭に出る最も一般的なコースを辿ってみた。4号線も環状線も自転車通行可の歩道が両側に整備されている。歩行者などほとんど歩いていない。自転車の方がずっと多い。それゆえ車に煽られることもなく,快適に走行できた。
鬼怒川の橋を自転車で走るのはちょっと怖い。高さがね。だいぶ高いので欄干を超えて落ちたらどうしようっていう不安がよぎるのだ。サドルが高いせいもあると思う。
車の排気ガスは我慢するしかない。夜中に酔って4号線を歩いたことは何度もあるのだが,夜中よりは朝の方がマシという結論。夜中の方が排気ガスがこもる感じがする。
にしても,自転車は速い。もちろん,歩きと比べているわけだが,家を出て30分もたたないのに,岡本駅下を走っているのだから。
● 環状線に入って,関堀を過ぎると長い登りになる。勾配が緩いのでさほどきつくはないのだけど,距離がね。高校生や中学生の自転車をけっこう見かけるようになる。もう夏休みに入っているのではなかったか。
中央女子校の生徒も一生懸命にペダルを漕いでいる。彼女たちにとっては毎日のことなのだ。
● 環状線を出て,日光街道を横切り,家を出てちょうど1時間後に出張先の駐輪場に滑りこんだ。真岡に比べると宇都宮は近い。トイレで着替えて,受付が始まるまでロビーで本を読んで過ごした。
● 帰りは,御幸ヶ原から北に折れて岡本経由で帰ってきた。
ともあれ,この日は都市の道路を走るという田舎者には苦手なコースを初体験した。別に問題ないじゃんというのが一応の結論。
この程度で問題を感じていたら,まずすぎるんだろうけど。あと,あれだね,自転車は車道の左端を走ることになっているっていうんだけど,これはなかなか難しいねぇ。道路事情にもよるけどさ。