2018年6月26日火曜日

2018.06.26 黄金の左(?)が復活

● Fクリニックで左手のレントゲン検査。骨がくっついたようだ。
 痛みがなければ,固定具を外してリハビリに移りましょう,と先生。まぁ,嬉しいお言葉。
 あのね,骨折部の痛みは最初からなかったんですよ。ほんとなんです。痛くはなかったんですよ。はいはい,リハビリしましょ。固定具,外して下さい。早く,早く。

● というわけで,今日で固定具が外れた。
 もう左手が蒸れることはないのだ。痒くなることもないのだ。隙間からペーパーナイフをさしこんで手の甲をかかなくてもよくなるのだ。臭いを発することもないのだ。左手を気にせず風呂に入れるのだ。
 やったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!! 何という開放感だ。矢でもライフルでもマシンガンでも持って来いっ。今なら,受けて立ちましょう。

● 1ヶ月も固定されていると,固定されていたところは,患部じゃなくても,固まってしまうんですなぁ。左手ではグーを作れない。パーも作れない。小指と薬指は曲がったままでまっすぐに伸びない。それ以前に,手首が曲がらない。
 なるほど,人間の体のパーツは使わないでいるとこうなるのか,と自分の身体で実感できたよ。
 筋肉もそうだし,脳もそうだよね(たぶん)。使わないでいると固まるんだよ。しかも,短期間で固まるんだな。

● まぁ,脳に関してはさ,普通に生活してれば固まることはないだろうけどね。ことさら頭を使おうとする必要はないよね,おそらくね。
 むしろ,朝から晩まで自室で読書三昧なんてことをやっていると,刺激が単調になって,惚ける原因になるかもしれない。
 だから,普通に生活していればいい。それで惚ける人と惚けない人がいるわけだけど,自分がどちらになるかは運に任せるほかはない。

● さて,リハビリだ。風呂に入ったときは,グーパー,グーパーとやってみてくれ,と言われた。
 ごめん,そんなことやらないよ。幼稚園児じゃあるまいし。リハビリのためのリハビリなんかやりたくないよ。

● パソコンのキーボードを叩いても大丈夫ですかと訊いたら,リハビリになるから大丈夫どころか大いにやりたまえ,ということだった。ただし最初はできないだろうけどね,と。
 バカを言っちゃいかんよ。こちとら,くっ付く前から,大々的にやったことがあるんだよ。
 仕事で必要ならできるんだよ。ニッポンのサラリーマンをなめちゃいかん。

● ということで,必要に迫られて動かさなければいけないことをやって,リハビリに代えようと思う。つまり,仕事が一番のリハビリになるだろう。
 これもパソコンで打っているんだけど,ほぼ完全にタッチタイプができる。左手の薬指も小指も,それぞれのポジションを担当している。
 ぼくらはそんなもんなんだよね。悲しいことに。

2018年6月24日日曜日

2018.06.24 自転車事故で骨折,その後 2

● 左手が使えないと,困るのが体を洗うことだ。右手で右手を洗うことはできないのだ。
 相方が洗ってくれるんだけど(ありがたいことだ),だんだん(回数が重なるごとに)介護されてるような気分になるんだよね。
 でね,介護されるって,それ自体,いい気分のものじゃないんだわ。

● だものだから,その不快な気分から逃げようとする。自分でやろうとする。
 といっても面倒なものだから,やらなくてもいいかと思いがちになる。風呂なんか1日くらい入らなくたって死にやしねー。

● 介護の現場では介護者がけっこう苦労してるんじゃないかと思う。作業それ自体じゃなくて,被介護者のわがままを持て余すという意味で。そのわがままは,介護されたくないというところから来ているんだろうな。
 早く介護ロボットが実用化してほしい。相手がロボットなら,介護される不快さはかなり減じるんじゃないかと思うので。

● 液体のボディソープより固形石鹸の方が扱い易いのも発見のひとつ。
 紙やすりの目の細かいやつを両面テープで壁に貼りつけておくか。石鹸をぬった右手をそこにこすりつければ,垢が取れてきれいになるんじゃないか。
 という,ヤケクソな妄想を抱いたりもする。

● こういうことにでもならなければ気づくことができなかったことは,いろいろある。
 が,事故なんかやらない方がいいに決まっている。やってしまったものだから,それを合理化する心理が働いている。

2018年6月20日水曜日

2018.06.20 メカに強くならないと

● 先月29日に転倒して左手を骨折。ハンドルを握れないので,自転車には乗っていない。左手の固定具が取れたら早速にも復帰したいんだけど,当分先になる予定。

● ところで。自転車乗りとしての自分を省みると,からっきしダメなところが2つある。
 ひとつは,坂に極端に弱いこと。もうひとつは,メカに通じていないこと。

● 坂に弱いのは仕方がない。今更それを矯正しようとは思わない。いくら何でも年齢的に無理め(ただ,ある程度は何とかしたいねぇ)。自分に応じた乗り方をすれば良いだけだ。

● が,もうひとつの方は何とかしないと。メカは実際にいじってみないとどうにもならない。畳の上の水練をいくらやってもダメだ。かといって,いじり方を知らないままいじるわけにもいかない。
 ので,強制休暇中のこの時期に,こんなものに目を通してみようと思っている。

2018年6月19日火曜日

2018.06.19 自転車事故で骨折,その後

● 6月9日。
 辛抱たまらず,左手の包帯を解いてしまった。蒸れて蒸れて。臭いたつようだ。何度も石鹸で洗い流したんだけども,臭いが完全には取れない。
 その左手をしげしげと見る。老人の手だなぁ。依然として腫れが引いてないから,なおさらそう見えるんだが。万物は生々流転し,諸行無常の風が吹く。
 あと2週間もこの状態が続く。気が滅入るっていうんじゃないけど,多少ウンザリはする。自分の不注意が原因だから,人を恨まないですむのが救いといえば救い。

● 6月12日。
 週に2回,Fクリニックに行って,包帯の交換をしてもらっている。2回に1回はレントゲンを撮る。
 で,今日,レントゲンを撮ったらせっかくくっついていた骨が離れているというかずれていた。先生に苦情を言われ,ヒラメのように(?)謝った。
 その結果どうなるかというと,小指が内側を向いてしまう。グーにすると自然と小指が薬指の内側に潜りこむことになる,と言われた。

● 原因はハッキリしていて,9日に包帯を外して,手を洗ったことだ。そのとき固定されていた小指と薬指を思いっきり動かした。しかも,何度も何度もそうやって洗ったのだ。動かしてはいけないらしかった。
 いやいや,じつはもっとひどいことをしていたのだ。10日に再び固定具を外して,1日,パソコンのキーボードを叩いていたのだ。もちろん,タッチタイプでなければ埒があかないので,左手の小指も薬指も容赦なく酷使した。左手小指が重要なポジションを担当していることを痛感した。

● パソコンが使えないと,いろいろ滞ってしまう。10日の作業で滞っていたものがほぼ流れて行った。スッキリしたというか,気がかりが消えたというか。
 ので,小指が内側を向くくらいは何でもないと思っているけれども,とはいっても,良い子はマネをしないように。

● 6月19日。
 Fクリニック。骨折した左手のレントゲン撮影。どうも芳しくないらしい。
 また,動かしましたか?
 いえいえいえ,前回叱られたので,そのあとはずっといい子にしてましたよ。
 新しい骨細胞が周りを包んで行くらしいのだが,それがあまり進行していないようなんだな。老齢ゆえだろうかな。老いる悲しみってやつか。くっついているのをわざわざズラすようなことをしたのが,最も効いているんだと思うんだけどね。

● ともかく,先生は冷たくひと言。続行だな,と言って,ニヤリと笑った。
 というわけなので,左手の固定具はしばらく外れない。

2018年6月16日土曜日

2018.06.16 自転車用のスマホホルダー

● スマホを使って自転車走行のログを取るのは,自転車乗りならたいていの人がやっている(と思う)。
 長距離走行でもGPSロガーの代わりにスマホを使いたいとなると,スマホを自転車にホールドする必要がある。
 その際に参考になりそうな記事がこちら

● ブルベのような長距離になると,充電バッテリーも一緒にホールドできると便利。それができる製品もいくつかあるようなんだけど,誰か人柱になって試してみてくれないかな(→おまえが人柱になれよ)。
 この記事でもトップチューブバッグをホルダー代わりに使うのが紹介されているんだけど,ホルダーじゃないのをホルダー代わりにする斬新な方法なんか,教えてもらいたいものだな。

● ネットでは「自転車でGO!」とかBABMANTIの「フレームバッグ スマホホルダー」なんかが,ひっかかってくるんだけどね。いずれも防水機能を備えているのが,安心といえば安心。ぼくのスマホは防水じゃないんでね。
 充電バッテリーも一緒にとなると,見た目がかなり大仰になりますなぁ。これは仕方がないんでしょうなぁ。

● 自転車用のGPSロガーの方がずっとスマートだ。スマートだけれども,GARMINのいいやつだと8万円くらいか(もっとする?)。
 だとすると,手持ちのスマホで何とかしたいと思ってしまいますなぁ。8万円あれば,安めのロードを買えるし,けっこういいスマホを買えちゃう額ですよ。

● ま,ぼくの場合はまず骨折を治して,その後に自転車復帰を相方に認めさせるという,難しい交渉事が控えているんだけどね。

2018年6月8日金曜日

2018.06.08 自転車日本一周

● FBの大きなお世話の筆頭は「知り合いでは」という友だち紹介。知り合いなんかいたためしがない。
 が,ここのところ自転車絡みの投稿を連投してたら,“自転車人”の紹介が増えた。自転車で日本一周中の人,すでにやった人。それらのいくつかを読んでみた。

● でね,どうも大仰だなという印象を持つんだよね。日本一周中というプレートを作って,自転車に括りつけていたり。何か凄いことをやっていると思っているような。
 多くは20歳前後の若者たちだから,そのポーズにも可愛げがある。だから許される。が,同じポーズを中高年がとったら,単なるバカ以外ではあり得ない。

● 日本一周なら誰でもできる。どこに行っても日本語が通じるんだし,コンビニや自販機はどんな田舎にもある。キャンプ場や道の駅もそちこちにあって,テント泊するにも困らない。治安はいいし,車のドライバーにも無茶な運転をする人はそうそういないから安全だ。
 必要なのは普通に健康であることと,暇とサムマネーだけだ。

● 実際,自転車で日本一周をやった人はかなりの数になるだろう。稀少性はない。稀少価値以外の価値はないのだから,自転車での日本一周に価値などない。
 徒歩とかリヤカーを引きながら日本を一周してる人もいるが,事情は同じだ。下手すると,世界一周も同様になりつつある。

● たんに一周するだけなら価値はない。そこにどうやって付加価値を付けるか。
 ここでもわりと画一的な方向があるようだ。現地の人たちや同じ自転車人との交流がそれだ。その付加価値の付け方で巧くいっている人もいるし,そうじゃない人もいる。
 自分ならどんな方法で付加価値を付けようとするだろうか。ここでバタッと思考が停まってしまうんだな。

● しかし。価値があることがナンボのものか。それを言うなら,この人生を生き抜くことにどれほどの価値があるのか。
 大仰だなと思いながらも,自転車日本一周の様子をFBに投稿している若者たちに好意を持つのは,彼らがやりたいことをやっているからだ。やってみようと思うことがあって,実際にそれを行動に移している。それで充分だ。
 その行動に価値があるかどうか。そんなことは他人が決めればいい。俺の知ったことか。その姿勢でいつかやりたいね,自転車での日本一周。“単なるバカ”でかまわないから。

● さて,と。ここまで書いてきて,それを撤回するようで恐縮なんだけれども,自転車で日本を一周するというのは,それだけですごいことなのかもしれない。
 毎日飽きることなく100km程度を走り,雨や風と戦い,テントを張れるところを探し,布団ではなく寝袋にくるまって眠り,インスタントラーメンや食パンで腹を満たし(そうじゃない人もたくさんいるだろうけど),パンクや故障を自分で何とかし,足りなくなったものを補充しながら進んでいく。
 いちいち面倒なことばかりだ。それをやれるのは大したものなのかも。2,3日のツーリングと日本一周は別物なのかもね。
 だから,現在,日本一周を進行中に人には,まずもってなしとげてくださいと申しあげたい。“付加価値”をあまり直截に追い求めない方がいいような気がする。

2018年6月5日火曜日

2018.06.04 憂きことの なおこの上に

● 6月1日(金)は出勤した。車も安全運転で。事実上,片手しか使えないので。
 途中,自転車もピックアップできた。これでひと安心だ。

● 自転車を置いてきた場所(真岡市飯貝の熊野神社)にたどり着くのに,けっこう時間を要してしまった。こういうのは最初の入口が重要で,そこを誤ると厄介の中に頭を突っ込んでいくことになりがちだ。そこだけは地図でよく確認しなければ。
 しかも,通勤で毎日走っている道路に“熊野神社はこちら”という標識があったのだ。それを見て,熊野神社ってどんなところなんだろうと思ったことがあったのだった。
 その熊野神社と自分が自転車を置いてきた熊野神社が結びつかなかった。言葉の本来の意味におけるバカとは,こういうヤツをいうのだろう。 

● 左眼の際にもけっこうな縦傷がある。眼が無事だったのは,弾け飛んだレンズのおかげかも。
 ある程度速度を出している状態での転倒は,大事故につながりかねないのだ。ぼくの例を他山の石として,気をつけて下さい,自転車族の皆さん。

● ところで。くそっ! 仕事がはかどらん。
 ペンがまともに持てない。握力が出ない。ペンが皮膚にあたると痛い。まいったぜ,セニョリータ。

● 2日(土)。いい天気だ。自転車で矢板の八方ヶ原まで走ってきたいものだ。のに,ただいま,Fクリニックの待合室。左手のギプスは4週間とれないらしい。
 高いものについたなぁ。2秒間のよそ見。風呂もままならないし,ヒゲを剃るのも大変だし,ペタンと座ってしまうと立ち上がるのも。洟をかむのも,ケツを拭くのも。この程度ですんでよかったとも思うんだけどね。

● 4日(月)。先月29日にやらかした自転車転倒事故でグラグラしだした前歯が,ついに抜けた。歯欠け爺になっちまった。コン柱群の上に投げだされたんだから(たぶん),仕方がないっちゃ仕方がないんだが。
 また,余計な時間と出費が。かまわず,放っておくか。とはいつても,前歯だからなぁ。笑うと速攻で笑われるからなぁ。