2011年12月5日月曜日

2011.12.05 寒さ対策にはユニクロ

● だいぶ寒くなってきた。去年,冬場はほとんど乗らなかった。その原因のひとつは寒さ対策ができなかったこと。防寒ズボンなんぞを買ったんだけども,とても使いものにならなかった。
 でも,その経験が活きて,対策のイメージができている。薄いものを重ね着することなんですよね。ダウンなんかを着ちゃダメなんですよ。

●  どうせ20分も走っていれば汗をかく。そのときダウンを着ていると,脱いだら風邪をひく。細かく調整できる薄手の衣服を重ね着するのがいいんですよね。
 ここで威力を発揮するのがユニクロのヒートテックの下着。長袖を重ね着してフリースを着る。併せて3枚。下もヒートテックのタイツをはく。手袋もユニクロの内側はフリース,表面はナイロンのを2つ買った。あとは,去年,ヤフオクで買った耳当て。今のところはこれでOKだ。

● というわけで,ヒートテックの下着は大人買いした。毎日替えないといけないものですから。半袖も買ったんだけど,これはもう役割を終えたかもしれない。休日の日中に出かけるときくらいですかね,使うのは。

● 寒さはさらに強まるわけだけど,その場合は上にもう1枚,何か薄いものを重ねる。下はこのままですね。
 あとは,足と手の指先を防護すること。この部位はいくらペダルを漕いでも暖かくならないから。シューズカバーも用意した。手袋も薄いのを買って二重に着用する。それで厳寒期も乗り切る予定。

● 昨年は仕事始めとその翌日に自転車で通勤したんだけど,右の膝に炎症が起こってしまった。パンツのうえは普通のズボンだけだった。根性はほめてやるけど,少し以上に無謀だったなと言いたくなるね。そういう経験も今年に活かさなければと思うんですけどねぇ。

● 問題は北風です。復路はもろに向かい風になる。これは辛い。遮るものとてない河川の堤防だ。10パーセント勾配の上り坂を延々走るような感じになる。
 それ以上の問題は,朝の起床ですね。起きられない。今年もどうやら同じ症状?に見舞われていて,11月下旬から自転車通勤の日数がドッと減っているのが実情です。せっかく防寒対策を整えたのに。

2011年10月31日月曜日

2011.10.31 体型が細くなってきた?

●  自転車通勤が本格化したのは9月14日からなんだけど,雨やら何やらで週に5日の通勤日すべてを自転車でってのはなかなかできなかった。が,今月17日の週にそれを達成した。
 けれど,5日目の金曜日はさすがに今日も自転車に乗るのかと思った。乗ってしまえばそれなりに楽しいのだ。が,はっきりと疲労を感じるわけですね。

● 今のぼくの体力では,毎日自転車通勤を続けるのは少し骨っぽい。といって,これから体力が増していく気遣いはないわけだ。
 ではこれから先もずっと骨っぽいままかといえば,たぶんそうでもないだろう。体が慣れてくることはあるだろうから。脚ができる余地もまだ残っているだろうと思いたい。

● ブルベにも出てみようかと思ったことがある。決められた時間内に決められた距離(200キロ,300キロ,400キロ,600キロ)を走るだけの競技だ。
 600キロだって走れるんじゃないかと妄想を抱いたこともあるんだけれど,今は自分の力量もわかってきてて,600キロなんて想像外の数字だ。
 300キロまでは何とかしたいとは思っているけれど,いつ何とかできるようになるかは,われながら未知数だ。

● 疲れるから,いきおい早く寝るようになる。夜の11時までには寝るようになった。いよいよ健康的。自転車ゆえ通勤時間も延びるから,家で起きている時間は短くなる。
 本格化のきっかけは筑波まで走ったことと,車を使えなくなったこと。本格化を余儀なくされたからなんだけど,こういう強制的な動機がないと,なかなか毎日を自転車でってことにはならなかったような気がする。

● これも前に書いたことだけど,自分の肉体が醜いと感じるようになって久しい。自分の側面を鏡に映すと股間の上側が瓢箪のようにプクッと膨らんでいる。腹,背中,脇腹にモッコリと脂肪が付いている。風呂に入ると下腹部の脂肪も目立つ。こんな体型じゃ生きてる資格はない。
 これを何とか削ぎ落としたいと思って,食事を減らしたり,職場から駅まで歩いてみたりした。一時的には効果が見られるのだが,すぐにリバウンドした。早朝の散歩を続けたときもあったが,目立った効果は得られなかった。体重はむしろ増えていった。

● 最後の手段と思って始めた自転車通勤もトビトビにしか実行できず,わが肉体の醜さはそのままだった。
 しかし,ここに来て,確実に痩せてきた。ヨメが言うのだから間違いないと思う。これで痩せられなければ救いはないわけだけどね。宿痾の瓢箪体型を変えることができるか。

● ぼくは生まれながらに胸板が薄いので(扁平胸),痩せたとしても相対的に腹部が目立つ体型だ。ではあるのだが,醜さが軽減しつつあるのを実感できるのは嬉しいことだ。
 理想とするところは,体重60キロ(30歳のときの体重),体脂肪率ひと桁。測っていないのでわからないのだが,今の体重は70キロ前後だろう(73キロが過去の最高値。ただし,測ってないだけでさらに増えた可能性が高い)。まだ前途は長い。

● ま,そう簡単に減るものじゃない。一方で食べる量も増えているから。帰りはコンビニで赤飯のおにぎりとどら焼きを買って食べることが多いんですよ。そうじゃないともたないんだね。

2011年10月5日水曜日

2011.10.05 休養も大事だと思う

● 今度は(2号の)後輪がパンクした。29日に職場から帰ろうとしたときに気がついた。途中じゃなくて良かった。すっかり暗くなっていたので,その場で修理する気にはならず,その日はバス&電車で帰宅した。
 バス&電車だと片道1,120円になる。マネーセービングの視点からは,真岡までの自転車通勤が最も効果が高いことになる(車利用を度外視すれば)。これで計算すればとっくに自転車購入の初期費用の元は取れていることになる。

● 翌30日はミニベロの1号で出勤。昼休みに2号のパンクを修理し,2号で帰宅。翌日(休日),車で職場に出向いて,1号を回収してきた。

● ここのところ,連日,自転車で通勤している。もともと,メタボ撃退のために始めた自転車通勤だけれども,そのうちメタボなんてどうでも良くなった。かっこ良く言えば,自転車には自転車固有の楽しさがあって,その楽しさに惹かれるようになったってことなんですけどね。
 ところが,ここまで連日走ると,脂肪が落ちてきたのが実感できる。メタボから脱しつつあることがわかる。体重はずっと測っていないんだけれども,腕時計のバンドが緩くなってきた。
 となると,これがまた自転車通勤を続けさせるモチベーションになるんですね。何かいい流れだな。

● これから寒くなるけれど,何とか防寒手段を整えて,昨年のようなブランクを作らないようにしたいものです。運動で痩せたのは,その運動をやめるととたんに太りだすのはわかりきったことだからね。
 でも,まぁ,自分の体を鏡に映してみると,まるで瓢箪なんですよね。腹回りが瓢箪の一番太いところになるわけだ。つくづく不恰好なぁとイヤになる。でも,この解消が具体的に見えてきたような気もするんですよねぇ。

● とはいっても。さすがに毎日だと疲れが溜まってくるのも事実。以前は調子は良くても気持ちが自転車に向かないことがあったんだけど,これが逆になっていて,調子がよろしくなくても自転車に乗る(っていうか,車が使えないので乗るしかない)。
 乗ってしまえば,足はそれなりに回る。そんな状況になってます。土日のどちらか1日は,完全に自転車から離れる休養日にしたいと思ってますね。

2011年9月28日水曜日

2011.09.28 自転車は楽しい。なぜなら実利があるから

● 自転車通勤が定着しつつある。9月15日の150キロ走行が契機になっていることは間違いないと思う。
 高根沢~真岡間の30キロがだいぶ短く感じられるようになった。復路の「道の駅はが」での休憩も完全に過去のものになった。今は休まず家まで走れる。

● けれども,もっと即物的な理由があってね。中1の秋から不登校になっていたムスコが9月20日から復帰したんですよ。復帰といっても,教室ではなく保健室で過ごしているんだけどね。しかも,半日で帰ってくる。
 ムスコの学校(阿久津中)まではわずかな距離なんだけども,ヨメが送迎している。そのために車が必要なので(わが家には車は1台しかない。維持費がかかるので1台は処分してしまった),ぼくは否応なしに自転車通勤になったわけだ。

● そういうわけで自転車通勤を続けているんだけど。
 朝起きたときにきちんと腹が空いているんですね。この感覚は久方ぶりに味わうものだ。ぼくは大学時代から朝食抜きが多かった。高校も遠距離通学だったので,朝は食べないことがしばしばあった。社会人になってからは,酒をだいぶ呑んだので,朝食どころではないこともあった。
 少し危険なほどに健康になっていると斜に構えた言い方をしそうになるんだけれど,やはりね,これって大事なことかもしれないよね。

● 大方のサラリーマンは机の前でパソコンを相手にしている時間が長いだろうから,どうしたって運動不足になるだろう。
 かといって,運動のために運動するってのは,たとえばジムに通うのは,邪道っていうか,面白くないんですよね。以前は散歩をしていたこともあって,これはこれでけっこう続いたんだけど,やはりね,そのためにわざわざ時間を取るのは無理筋というか。

● 何かの手段として結果において運動してるってのが自然だと思う。自転車通勤ってのは,じつにそのど真ん中であって,なかなか具合がいい。
 休日に自転車で出かけるのも,ベルモールを覗きに行くとか何でもいいんだけど,なんか用事があった方が動きやすい。たんに気持ちの問題かもしれないんだけどね。それと,ぼくの生来のケチ根性のゆえかもしれない。腹の足しにならないことはしたくないっていう。
 土浦をめざしたりとか,サイクリングのためのサイクリングもしているけれど,これは現時点でどれだけ走れるか確かめるといった気味あいが強い。

● 自転車と出会えたことはラッキーだったと思いますね。自分の生活のかなり根っこに近い部分が(たぶんいい方向に)変わったと思うので。
 これもいつまで続くかわからないんだけどね。昨年6月に自転車に乗り始めたときに,大方の人は5月に乗り始めて,その95%の人が1年以内に乗らなくなるとある自転車本で読んで,自分もそうなりそうだなぁと思ったこともあったんだけど,どうにかこうにか細くつながった。

● で,ここに来て乗る機会がグンと増えた。細かいことをいえば,スマートフォンでログを取れるようになったのも動機付けになっているかもしれないし,自転車通勤を始めたそもそもの理由であるメタボ撃退について,ここに来て目に見えて効果を実感できているのも効いている。
 今のところは,県内の個人的な移動はすべて自転車でと考えている。ま,足利や栗山に行くことはないだろうけどね。

● サイクリングのためのサイクリングについても,2つほどプランがある。
 ひとつは,挫折した土浦行きのリベンジ。体調を整えてもう一度やってみたい。たぶん,さしたる苦労なくできるだろうと思っている。
 もうひとつは,1日300キロ走行の達成だ。この年齢になってはスピードを問題にすることはできないが,距離は一定のラインをクリアしたい。そのラインを300キロに置いているわけだ。

● 自宅から日光,足尾,桐生,藤岡,下館,真岡と回って帰宅するコースを考えている。たぶん,300キロに達するだろう。日光~足尾間は日足トンネルではなく,旧道の山越えをしたい。坂道も苦にしないようになりたいので。
 その代わり,この峠に到達できればあとは藤岡までは下り。その後も平坦な道路を走れることになる。これを逆に回るのは辛いけれども,日光側から入るのであれば何とかなるのではないかと思っている。
 300キロを走れることを自分に証明すれば,あとはもういいかな,と。いっぱしの自転車乗りとして振る舞ってしまおう,と。

● そして,70歳になったら,世間体からも家族からも離れて,子どもに返らせてもらおうと思う。若い頃にできなかったことをやらせてもらおう。そのひとつが,ひとり旅だ。バックパックを背負って世界を放浪するってやつに憧れたことがあったけど,そこに自転車が加わる。
 自転車で日本一周なんてやってみたいですね。さすがに野宿というわけにもいくまいから,安宿を使って自転車ですべての都道府県に踏みいる。たぶん,何にも出遭わないだろうと思うんだけど,自分の気がすむ。

● 次は,台湾と韓国を自転車で回ること。できればシルクロードを自転車で縦走してみたいけれども,さすがにこれは無理だろう。
 というようなことを考えるようになったのも,自転車のおかげ。

2011年9月26日月曜日

2011.09.26 体重が落ちてきた(気がする)

● 県内はすべて自転車で移動することに決めた。自転車の効用は3つあって,ひとつはマネーセービング。電車賃が節約できる。まだ暑いので,何度も自販機の前で停まって水分を補給する。これ,けっこうバカにならないんだけど,電車賃よりは安くてすむ。
 ふたつめは,二酸化炭素の削減にわずかながら貢献できること。みっつめは,健康面でのメリット。運動不足は確実に回避できる。
 ほかに,強いて言うなら,空気を楽しめるってのをあげてもいいかもしれない。川沿いの空気,山沿いの空気,街中の空気ってそれぞれ違う。自転車だとそれを直接感じ取ることができる。

● 最近は腹についている脂肪が減ってきたように思う。ここのところ,まとまった乗り方をしているせいだと思う。自宅から真岡までの自転車通勤も以前ほど苦にはしなくなっている。
 挫折したとはいえ,150キロを走った効果だろうと思っている。

● ときどき,レーサージャージのロードバイクのグループが走っているのに出くわす。彼らはプロかプロを目指しているセミプロだと思うのだが,時速50キロは出せる連中だ。ぼくは平均速度20キロで走れれば充分だと考えている。
 っていうか,それ以上の速度は出せないわけですね。ママチャリで普通に走っても14キロか15キロは出ている。20キロってのは,それよりわずかに速い程度に過ぎないんだけど,ぼくの年齢でスピードにこだわるのは笑止の沙汰というしかない。

● ただ,距離にはこだわりを持っている。1日に300キロ程度は走れるようでありたい。300キロまでは誰でも行けるらしいのでね(400キロになると別の世界になるらしい)。そのために大事なのは速度ではなくて,時間。つまり長く走っていられること。長くサドルに座っていられること。このあたりはもう少し何とかしたい。

● じつは,自転車を替えれば,すぐにも300キロくらいは走れるんじゃないかと思っているんですよ。ぼくが乗っている自転車は6段変速の極安のクロスバイク。これをロードバイクに替えれば,それだけでだいぶ違うんじゃないのかなぁ,と。
 同じ力ならクロスバイクより速く走れるはずだし,坂道も楽に登れるはずだ。

● 長距離を走るうえでのクロスバイクの問題は,もうひとつあって,それはハンドルがフラットなこと。フラットハンドルだと握るところが一ヶ所になる。これで長距離を走ると握力が消耗する。前腕の筋肉にも負荷がかかって,走ったあとは箸をうまく扱えなくなる。
 ドロップハンドルであれば,握る箇所が複数あるから,だいぶ楽になるのだ。

● すでに書いたように,ぼくはロードバイクも持っているんですよ。3号ね。で,やっとのこと,梱包を解いて組み立ててみたんだけど,どうやら後輪のホイールがゆがんでいるようで,回転させるとブレーキにあたってしまう箇所があるんですよ。
 初期不良ってことになるんだけど(なるんですか?),すでに買ってから数ヶ月が経過しているんで,クレームはつけられない。同じホイールを買って交換するしかないだろうねぇ。それも面倒なので,ま,しばらくは放っておこうと思っている。通販で買うとこういうこともあるのだという,これは教訓ですね。

2011年9月15日木曜日

2011.09.15 再度,土浦行きに挑戦した

● 1ヶ月を経てようやくパンクの修理が終わった。パッチをあててダメ,チューブを交換してダメ,リムフラップも替えてようやく復旧した。やれやれ。

● で,15日に再度,土浦に向けて出発した。ルートは前回(8月7日)と同じく,鬼怒川堤防(サイクリングロード)から国道50号を通って,岩瀬から「つくばりんりんロード」に入るというもの。
 前回,パンクしたところも無事に通過して,50号に出た。
 前回はパンクしたところで62キロだったので,50号まで出た地点では70キロを超えているだろう。土浦まで走ればおそらく150キロになる。往復すれば300キロになり,1日300キロ走行を達成できれば,いっちょまえの自転車乗りを名乗ってもいいのじゃないかと思っていた。

● で,50号に出たところで走行距離を確認。したら。何と46キロしか走っていなかった。エエーっと思いましたね。
 スマートフォンのGPSが正確には計測していないことは,何度か真岡まで走ってわかっていたけど,ここまでの誤差がでるとは。どちらかが間違っているわけだが,前回の数字がおかしい。いくら何でもあそこまでで60キロになるはずがない。

● でも,ちょっとがっくりきてしまった。気を取り直して50号を走った。決して走りやすい道路ではない。
 ともかく岩瀬まで走ったところで,再び確認したところ70キロ。土浦まで走って110キロ程度になるだろうか。
岩瀬駅

● ともあれ,ここから「つくばりんりんロード」に入る。かつての筑波鉄道の軌道敷をサイクリングロードに仕立て直したものだ。途中駅のホームはそのまま残っている。なるほどここを列車が走っていたのだなとわかる。
 五行川の堤防を走っているときにはるか遠くに見える加波山が間近に眺められる。その加波山を過ぎて筑波山が迫ってきた。

● が,結局,土浦までは行けなかった。途中でバテてしまってね。無理すればいけなくはなかったけれども,行ってしまったら帰れるかどうか不安だった。
 残念だったけれど,引き返すことにした。300キロ走行が幻だったことがわかって,ちょっと気落ちしたかもしれない。
鉄道駅だった。ホームが残っている

● が,一番の理由は寝不足だ。昨夜はちょっと夜更かししてしまっていた。土浦行きを決行するつもりはなかったので(当日になってから決めた),パソコンをいじっちゃててね。自転車を漕ぎながらアクビが出てしまってはダメだ。そこに暑さに追い打ちをかけられた感じ。

● ともかく,引換えして岩瀬駅に戻った。50号は1メートルも走りたくない。50号を横切って県道つくば益子線を走った。こちらが最短距離になる。
 ただし,山側を走る分,アップダウンがある。益子の長堤から真岡に出た。

● 真岡で大休止となった。ちょっと頭痛もしたので,軽い熱中症になっていたかもしれない。2時間程度休んで,いつもの通勤路を走って帰宅。結局,この日の走行距離は150キロにとどまった。

● 自転車はしっかり働いてくれたけど,乗り手が修理を要する状態でしたね。体調を整えて,近いうちに三度目の挑戦を果たしたい。土浦まで往復すれば,走行距離は200キロになるだろう。ぼくの体力ではこのあたりが限界っぽい。300キロは走れるようになりたいんだけどねぇ。

2011年9月10日土曜日

2011.09.10 3台目の自転車

● 先月(8月)7日にパンクした自転車の修理がまだ片づかない。
 チューブ交換したあと,乗っていないのに空気が抜けていたわけだ。もう一度,前輪を外してチューブを取りだしたら,けっこう大きく裂けていた。これじゃ空気も抜けるはずだ。
 しかも,裂けていたのはタイヤに接する方じゃなくて,内側のリムにあたる箇所だった。リムにリムフラップ(リムテープ)というゴム製のテープがあてられているんだけれども,そのリムフラップにささくれだっている箇所があった。たぶん,これが悪さをしたのだろう。

● で,ベルモールの自転車店に行ってみたんだけれど,ぼくの自転車に合うサイズのリムフラップは売られていなかった。仕方がないのでネットオークションで手当をしたが,届くのは数日先になる。

● 最初に買った1号は前輪のパンクを直したあとはまともに走ってくれている。1年以上苦楽を共にしてきた仲なので(宇都宮から雪が積もった道路を夜中に走ったこともある),直し直しして長く使おうと思ってはいるんだけれど,メンテナンスやクリーニングというのをぼくはあまりしないのでねぇ。けっこう,傷みは出てきているね。

● じつは数ヶ月前に3号を買っている。ギアは3×7の21段。ドロップハンドルのロードバイクなんだけど,折りたたみ式っていうところがミソ。折りたためるから輪行もしやすいだろう(けっして軽い自転車ではないと思うんだけど)。もちろん,ネットオークションで安く買ったもの。2万円を切っていたと思う。
 まだ梱包を解いていない。2号を乗りだして間もなかったので,そのままにしていたわけだ。もともと買いたくて買ったものでもなくて,オークションでいたずらに入札してみたら落札してしまったっていうものだったのでね。
 でも,2号は処分してしまって,3号をメインに使おうかという気にもなっている。どっちにしても梱包は解かないとヨメからも非難が出始めている。

● ところが。
 中3のムスコが,これから自転車で宇都宮(ヨメの実家)に行ってきてもいいか,と言いだした。何を思ったのかわからない。運動不足でブクブク太ってきたことを気にしていたので,ダイエットしようと思ったのかもしれない。祖父母のところに行ってこづかいをせしめてこようと思ったのかもしれない。
 ともかく,通学用の自転車(4月からヨメが通勤に使っている)で言葉どおりに宇都宮市簗瀬まで往復してみせた。距離にして30キロといったところだろう。夜間,ママチャリで30キロとは大したものだ。

● で,梱包を解いてない3号はムスコにやろうかと。ヘルメットと手袋も買ってやって,自転車保険にも入れようかと。親子でサイクリングなんてこともできるかもしれない。
 って,ムスコは依然として不登校で,高校の問題が間近に迫っているにもかかわらず,こんなことを考えてていいんだろうか。いいんだと思う。むしろ,こういう状況であっても,楽しみは見いだせるのだなとわかったことが嬉しい発見だ。

2011年8月15日月曜日

2011.08.15 修理も遠回りした

● 翌8日は1号で自転車出勤。81分で事務所に着いた。1号での最短記録になる。何だかんだと言っても,足ができてきたのだと思う。
 昨年6月に自転車通勤を始めてからしばらくは,自転車で通勤するには距離が長すぎる,この半分であればと弱音を吐くことが多かったのだが,そういうことはもう考えなくなった。充分に走れる距離だと思えるようになっている。

● 尻の痛みや体力の消耗の強さなど,まず越えなければならない壁は越えることができたと思っている。自転車で通勤する度合いはさほど変わっていないのだが。
 また,宇都宮まで走るようにもなり,自転車で動く範囲が面的にも広がっている。「MyTracks」で正確なログも取れるようになった。そうしたことも好影響をもたらしてくれている。

● これで仮に3百キロ走行を達成できれば一層自信につながるだろう。通勤の片道30キロなど何の苦にもしなくなるかもと,自分に期待を寄せている。
 ちなみに,復路は2時間を要してしまった。ただし,事務所を出発してまもなく夕立に見舞われたために橋の下にもぐりこんで雨宿りをしたのと,しばらく向かい風を受けたためだ。後半は雨も風もやんだのでペースを持ち直すことができた。

●  さて7日のパンク修理なんだけど,8日に職場の近くの百円ショップでパンク修理用のパッチやゴムのりを買った。
 今やコンビニエンスストアとはコンビニではなく,百円ショップのことを指すのだと思うね。何でもあるから,困ったときの百均頼みが成立する。

● もちろん,品質については色々言われていて,自転車用品も百均のは避けた方がいいと聞いたことがある。ぼく自身,以前はビタミンやミネラルなどのサプリメントも百均で買っていたことがあるんだけど,さすがにこれはドラッグストアで買うようにした経緯もあるから,何でもかんでも百均というのは現実的ではないことに同意するけれど,自転車についていえば,ぼくの自転車は本体が1万4千円のシロモノだからねぇ,心おきなく百均を利用することにしている。
 これが10万円もする自転車に乗っているのであれば,修理用品も専門店で買うんだろうけどね。

● ともあれ,百均で買って,9日の昼休みに汗だくになりながら,パンク修理を始めた。2号はクイックレバーではないんだけど,簡単な工具1本で前輪を外すことができた。こういうものは案ずるより生むが安し。工具さえ持ち歩いていれば,7日ももう少し楽ができたはずだ。
 さすがに落ち着いて作業できるし,道具も揃っているので,新たに漏れているところを何ヶ所か発見できた。これだけ傷んだ箇所があれば,いよいよチューブを交換するしかないと思う。前輪を外せた以上はそうするのが最も簡便で,効果に間違いがない。

● 7日に使ったパッチもゴムのりも,だいぶ品質が劣化していたようだ。経年劣化というやつですね。7日にあてたパッチの2枚を引きはがし,新たにあて直した(はがせるようじゃ,そもそも効果が疑われるわけだが)。それも含めて昼休みの間に8枚のパッチを貼った。どういうパンクをしたのかと思う。
 昼休みには終了できず,放課後も作業を続行。さらにパッチをあてた。が,パッチが10枚になったところでさすがに断念。その都度,水に浸けて泡が出る箇所がないかどうか確認しながら貼っていくんだけど,これで終わったと思ったら新たな泡もれを発見することになって,要するに切りがない。10枚もパッチを貼ったのではチューブがタイヤに収まるかどうかも不安になってくる。

● ここまでやって気がすんだっていうか,諦めがついたっていうか,そういう気分になった。
 しかし,これで自信がつきましたよ。工具を持参していれば,簡単に前輪を外すことができるわけだから,あとは予備のチューブを持参していれば,7日のようなトラブルが起こっても簡単に対応できる。
 こんな単純なことをわからせるために,自転車の神さまがあんな修行をさせてくれたのだろう。あとはその準備を整えて,リベンジに挑むだけだ。

● 真岡のカンセキでチューブを買って交換した。慣れたせいか短時間で作業を終了した。慣れれば15分というのは嘘ではなかった。
 しかし,新たな問題が発生。前輪を装着したあと,ブレーキがあたるようになってしまったのだ(車輪を外すときに,ブレーキにあたってブレーキの位置を変えてしまったのだろうと思う)。

● 前に1号の後輪のタイヤ交換をしたときには,車輪の位置を調整することで解決したので,今回もまずは同じように試みてみたのだけれども,こちらは調整の余地などなく,とにかく目一杯ネジを締めつけなければ走行中に脱輪する可能性がある。
 というわけで,ブレーキの位置を変えることによって対応しなければならないのだが,あれこれイジってみてもどうもうまくいかなかった。

● 後日,さらにいじってみた。本屋で自転車整備読本的なものを立ち読みしたり,ネットで調べたりしたのだが,結局,元のようにはならなかった。
 ブレーキシューを斜めにしてリムにあたるのを回避するという,対策ともいえない対策でお茶を濁す結果になった。いわゆる引きずりはこれでなくなったが,ブレーキの効きが大幅に減少。事実上,前ブレーキはないと思った方がいいね。後ろブレーキ一本で乗ることになる。
 幸い,今のところ後ろブレーキの効きに問題はないんだけれど,これはまずいやね。

2011年8月7日日曜日

2011.08.07 災難

● スマートフォンは音楽プレーヤーとして使う時間が最も長い。遊びの道具になっている。みな似たようなものなのだろう。だからこぞ,スマートフォンは売れているのだろう。
 これだけでもスマートフォンを買った甲斐があるといえるかどうかはわからないけど,音楽を聴くだけなら,もっと小さくてもっと軽いiPodを買った方がよかったかもしれないとも思う。

● しかし,「MyTracks」を使うたびにスマートフォンにして良かったと思うんですね。
 そこで自転車なんだけど,1号のタイヤが傷みが激しくなっていたんだけど,放置していた。が,いつまでもそのままにはしておけないので,ネットオークションでタイヤを手に入れて,自分で交換した。工具なしで交換できる。今どきのスポーツタイプの自転車はほぼすべてがこの方式になっているんですな。

● 直した自転車で7日に宇都宮まで走ってみた。特に問題なし。やはり2号の方が車輪径が大きい分,スピードは出るけど,宇都宮あたりなら1号でも何の不都合もない。
 ところで,1号と新たに買った2号はどうも相性が悪くて,2号を買ったとたんに,1号は機嫌を損ねるようになった。サドルが飛んだのもそうだし,パンクが続いたりもした。
 1号を直したら,とたんに今度は2号がヘソをまげてしまった。

● というのは,1号を直して間もない7日(日)に兼ねて念願の1日2百キロ走行に挑んだんですよ。土浦までの往復ですね。2百キロも走るんだから小径車の1号ではなくて,27インチタイヤの2号を使うのは当然だ。
 で,鬼怒川の堤防を快調に走っていたんだけど,茨城県に入る手前でパーンと大きな音がして前輪がパンクしてしまった。

● 場所が場所だから自力で直すしかない。もちろん,パンクは想定しておかなければならないから,修理セットは持参していた。まず,その場でタイヤを外してチューブを点検したら,大きく裂けているところが一箇所あった。それにパッチをあててタイヤを装着して携帯用の空気入れで空気を入れた。が,全然入らない。
 ものの本によるとパンクなど15分で修理できるとあるんだけど,ぼくは1時間かかる。タイヤを元に戻すときになかなかうまくいかないのだ。たぶんコツがあるのだろうが,ぼくがやると何だかんだで1時間かかる。

● 炎天下だ。しかも前日にムスコの中学校の奉仕作業があって,校庭の草むしりをやってきたんだけど,その最中に,姿勢がたたったのか腰を傷めてしまっていた(年だよねぇ)。中腰になるのが辛いんですね。
鬼怒川べりでパンク修理
 そうした中での作業だ。それでダメだったときのダメージは大きかった。自転車を置いて一番近くのコンビニで自分に水分を補給して,鬼怒川の流れのあるところまで自転車を移動し,再びパンク修理に挑んだ。チューブを水に浸して泡が出る箇所を確認。これがもうひとつあった。同じ作業を繰り返すのは嫌だから,その一箇所だけかどうか丹念に確認したつもりだ。そうしてまたもや手こずりながらタイヤをはめこんで空気を入れる。しかし,またもや入らない。

● 三度,バラして,また水につけて確認。何ともう一箇所,勢いよく泡が吹き出ているところを発見。パッチをあてて,またもや手こずりながら元に戻した。のだが,悪い予感があたって,やはり空気は入らない。
 したがって四度目の作業をしなければならないのだが,パッチが3枚しかなかった。つまり,もう手はない。
 休み休みの作業で,ここまでに4時間を要している。

● 鬼怒川の堤防とあっては,自転車屋を探すのもままならないし,タクシーを呼ぼうにも,ぼくの2号はタクシーのトランクには入らない。
 そこでどうしたかというと,真岡の勤務先まで押して歩くことにした。途中で休みながら,現場から事務所まで19キロを4時間半かけて歩きましたとも。

● 1号のサドルが飛んだときもそうだったけど,今回はそんなのは比較にならないほどに悄然として歩いた。途中で雷雨にも遭った。幸いにして雨宿りする場所が近くにあって助かったけど。
 しかし,誰が悪いのでもない。自分のせいだ。要はパンクに対応できなかったってことだからね。パンクしたときの状態からして,おそらく,チューブを交換しなければならないのだと思われるんだけども(暑さのために空気が膨張して,チューブがバーストしたのだと思われる),チューブを交換するには車輪を外さなければならない。
 ぼくの2号は上に書いたクイックレバーではなく,その作業をするには工具が必要だし,工具があったもぼくにできるかどうか(たぶん,できるとは思うが)。それゆえ,替えチューブは持ち歩いていなかった。

● と,書き連ねてみても,要はパンクに対応できなかったのだ。この屈辱感というか敗北感は相当なもの。

● 事務所に着いてしまえば,そこに自転車を置いて,あとはバスで帰ることもできる。結局,ヨメに迎えに出てもらったんだけど。
 自転車の神さまに手痛いご褒美をいただくことになったわけだが,誰でも一度は経験していることかもしれない。よりによって,この日にこの場所でパンクするとはなぁ。

● というわけで,とんでもないハメになってしまったんだけど,こういうことでもないと見られない風景を見ることができたともいえばいえる。

● 最初の修理のとき,高齢のサイクリストが自転車を停めて話しかけてきた。他のサイクリストと挨拶以上の話をしたのは初めてだ。だからどうということはないんだけど,彼はパンクを経験したことがないらしい。パンクは滅多にしませんよねぇと言っていた。
 パンクはしないときにはずっとしないし,するときには1日に2回することもあるとしたものだが,どうもパンクに無縁な人が多いようなのだ。
 これはおそらく,ぼくの自転車が安物で,タイヤもチューブも粗悪品であることが一因かもしれない。タイヤとチューブだけはいいものを使うべきなのかも,と思いましたね。

● ところで,パンクの現場までの走行距離が62キロになっていた。ここまでで62キロもあるとすると,4月に小山まで走ったときの走行距離は百キロなんてものではなく,片道で80キロはあったかもしれない。単純に往復で160キロ。体感よりはるかに長い距離を走ったことになる。
 土浦まで往復すれば,2百キロどころではなく3百キロに達するかもしれない。ものの本によれば,1日の走行距離の限界は3百キロだとあるから,その限界近くまで走れることになりそうだ。

● しかし,本当かなぁ。真岡の事務所までが30キロ弱だからねぇ。62キロというと,事務所まで往復した距離になるのだが,そんなに走ったとは思えないんだよなぁ。
 鬼怒川堤防を走っているから,基本的に下りだし,一般道と交差しなくてすむ構造になっているので(橋梁の下を走れる),スピードに乗れるのは間違いなくて,すこぶる快適に走れるんだけど,それにしてもこの距離を走っているのかなぁ。

● とはいえ,GPSで計測しているんだから,大きく違うことはないはずだ。ということならば,3百キロを狙ってリベンジだ。
 ぼくの2号は普通のサイクリストが乗っている自転車に比べると,性能もかなり見劣りする。いまどき珍しい6段変速だ。アップダウンがないサイクリングロードを走る分には,性能の差もあまり出ないと思うが,それにしたって,この自転車で3百キロを走れればなかなか大したものですよ(→「MyTracks」はしばしば正確ではない数値を出すことに,この後,気がついた)。

2011年6月6日月曜日

2011.06.06 「つくばりんりんロード」を走ってみたい

● ある自転車本を読んでいたら,「つくばりんりんロード」が紹介されていた。正式名称は桜川土浦自転車道というらしいのだが,水戸線の岩瀬駅前から土浦駅までの41.6キロのサイクリングロードだ。
 さっそくネットで調べてみたら,もともとは関東鉄道の筑波線のレールがあったところを,サイクリングロードに改装したらしい。駅舎も化粧直しして休憩所にしている。筑波山を間近に眺めながら快適に走れるようだ。サイクリングロードだからアップダウンもないだろう。

● すでに経験のある鬼怒川自転車道を50号まで走れば,岩瀬までは50号を使うことになるけれども,そこから先はまた自転車道という初心者コースになる。そこで予定を変更して,1日2百キロ走行の嚆矢はこのコースにすることにした。まずは初心者コースで2百キロ走行に挑戦してみよう。復路は下館から馴染みの五行川サイクリングロードに入るつもり。

● しかし,上に書いたような事情で,これを実行するのはいつになるかわからない。やる以上はきっちり距離を測りたいのでね。

2011年5月23日月曜日

2011.05.23 2百キロコースをいろいろ考えている(考えているだけ)

● 遠出のプランは色々と考えている。石田さんの本を読んで,さらにそれが煽られている。

● 1日百キロ走行を達成したので,次は2百キロ走行を目指している。2百キロ走れれば,それをもって満願成就としたい。日光~足尾~桐生のコースを考えていて,まずはそれを実行したいのだが,日足トンネルは使わずに,細尾峠越えの旧道を走ってみたい。峠からの眺望はどれほどのものかと想像を逞しくしている。
 けどね,峠越えの道路ってたいてい切り通しだね。眺望はゼロなんだろうな。

● 会津西街道を登って会津田島に出て,そこから黒磯に戻ってくるコースや,筑波まで走るコースを考えている。
 会津西街道はたっぷりと登りを味わえる。田島からの復路は一般車両通行止めになっている箇所もあるようだ。自転車はどうなのか(と思ってネットで調べてみたが,自転車なら通行できるっぽい。ただし,かなりのダートでマウンテンバイクじゃないとパンクが心配。コースを変更した方がとりあえず良さそう)。

● 去年の7月に真岡から関東鉄道常総線とつくばエクスプレスを乗り継いで研究学園都市まで行ったのんだけど,関東鉄道で南下し,つくばエクスプレスで北上するわけで,研究学園都市じたいはわりと近いんですな。
 あのときは真岡まで車で行った。真岡からつくばまでは充分に自転車距離だ。しかし,自転車で行くという発想はまったく浮かばなかった。よく地図を見ていなかったのか。

● 往きは鬼怒川堤防を走り,復りは小貝川,五行川の堤防を走ることになりそうだ。アップダウンはほとんどないのじゃないかと思われる。
 でも,往復しても2百キロにはなりそうにない。

2011年5月15日日曜日

2011.05.15 パンクの修理は億劫だ

● 自転車にはマネーセービング効果があって,コンサート会場に自転車で行けば,往復の電車賃がかからない。けれども,自転車に乗ってるとチマチマと維持費がかかってね。
 ライトを替えてみたりとか,バックミラーや専用のカバンが欲しくなったり。結局,それらの出費が節約効果を凌いでいるようでもあるのだが,ま,それはそれ。

● スマートフォンを買って,正確に距離が測れるようになったら,2百キロ走行に挑戦してみたいと思っているんだけど,しばらくは無理をしない範囲でこまめに乗れればいいと思う。
 今のところ,自転車は2台体制。2台あると何かと便利。片方がパンクしても別ので出かけられるから。目下,2号の後輪がパンク中だ。もちろん自分で修理するつもりだけれども,けっこう億劫で数日放ってある。

● のだが,8日の午前中にパンクを修理した。釣り針らしきものがタイヤに刺さっていた。のだが,夕方にはすっかり空気が抜けていた。しっかりパッチが貼りついていなかったのか,ほかにもっと穴があったのか。さすがにガックリきてしまった。

● 15日,再び2号のパンクを修理した。何と,前回パッチをあてたところから5ミリほどずれたところが破けていた。たぶん,前回は何でもないところにパッチをあててしまったのだろう。じつにお粗末の一席だ。
 ともあれ,今度はちゃんと修理できた。自転車での通勤からはまたもや遠ざかっていたのだが,これで復帰できればと思う。週末は乗っているんだけどね。

2011年5月12日木曜日

2011.05.12 石田ゆうすけ『行かずに死ねるか!』を読んだ

● また面白い書き手に出会えた。石田ゆうすけという。7年間かけて自転車で世界を一周し,それを『行かずに死ねるか!』という本にまとめた。これがメチャクチャ面白い。
 立派な冒険譚だ。南米で強盗に銃口を向けられて,身ぐるみ剥がされるという目にも遭っている。日本人の自転車乗りや現地人との交流がじつに活き活きと描かれている。活き活きと描かれているがために,登場人物がじつに魅力的だ。書きすぎていないのもいい。

● そこここでの寄り道がまたこの本の彩りを豊かにしている。著者はこの世界一周に7年半を費やしているのだが,この時間があればこそ,この内容になるのだと思う。効率よく短期間で回ろうなどとやってしまっては,この味は失われる。
 英語やスペイン語が達者なわけでもあるまいと思うのだが,実地に憶えていくタイプのようで,つまりはそれが可能になるだけの交流をしているわけだ。もの怖じしないその姿勢が清々しいし,羨ましい。外に開かれている。外を拒否して自分を守ることをしない。

● 旅の先々で色鉛筆でスケッチをする。川で魚を釣りあげて自分で料理する。料理も上手らしいのだが,その味を表現する文章がまたいい。
 音楽に言及したり,詩を書いたりもする。野にいる文化人的な色合いもあって,それもこの本の魅力を増している。人を思う心,それを素直に行動に移すさりげなさ。抑えて書いている文章がここでも見事だ。

● 7年半もかけたのだから,この世界一周の自転車旅のために多くのものを犠牲にしている。彼は犠牲にしたとは思っていないだろうが,職業も捨てているし,結婚するチャンスも捨てている。今はどうして生活しているのか知らないけれど,経済的に豊かさや安定も捨てているのだと思う。本なんか売れたって収入はしれている。
 しかし,この1冊を残しただけでも,悔いる必要のない人生を送ったことになるだろう。

● この本を読んだあとに,『道の先まで行ってやれ!』を読んだ。世界一周から帰国して3年後に,今度は国内のあちこちに短期間の輪行を重ね,それを文章にしたものだ。
 舞台が勝手知ったる国内になるのだから,『行かずに死ねるか!』ほどには面白いはずがないと思って読み始めたのだが,嬉しいことにその予想は裏切られた。面白いのだ。石田さんは読者を唸らせるツボを心得ているのだろうか。

● 再び,どうしてこれが面白いのだろうかと考えた。おそらく,彼が感激屋だからではあるまいか。彼の感激ぶりが心地いいのだ。
 ひねくれていない。素直に世界と向き合っている感じ。斜に構えたところがない。義理人情を大切にしている。応援したくなるのだ。

● もうひとつ,彼は文学好きでもあるらしい。内田百閒がポコッと登場したりする。それが文章に奥行きを与える。
 自転車というマイナーな移動装置への入れこみが第一だが,そのほかに料理や音楽,スケッチ,文学と,人生を楽しむ術をたくさん持っていて,それがさりげなく伺わせる。

● この文章の味わいは,しかし,持って生まれたものだろうなとも思わせる。時間と引換えにして読むことを納得させる文章は,努力して書けるものではないような気がする。
 それを窺わせるのが,食べものに関する描写だ。山形の蕎麦や喜多方のラーメンなど,各地でいろんなものを食べて,その様子を書いているんだけれども,それがとても巧いのだ。構えず,自分の感覚に素直に。自分も食べに行きたいと思わせるのだ。

● 自転車での世界一周は無理としても,日本一周ならできそうな気がしてきた。70歳を過ぎたらやってみようか,と。そのためにも,2百キロ走行はできるようになっておきたいぞ。

● この2冊以外にも彼の著書がある。文庫になっているのもあるようだ。すべて読むことになるだろう。ブログも書いているので,しばらくは彼の文章を楽しめそうだ。
 疋田智さんに次いで,二人目の自転車乗りの文章家だ。石田さんは自転車についてというよりは,旅について語っているので,ふたりの色合いはだいぶ違うが,こういう出逢いは嬉しいものだ。

2011年5月10日火曜日

2011.05.10 ゴールデンウィークは静かに過ごせた

● 今年のゴールデンウィークはどこにも出かけなかった。わが家の事情もあるんだけど,震災で日本全体が娯楽には及び腰で,今年のゴールデンウィークはどこも空いていたのではあるまいか。5日の成田の帰国ラッシュでも帰国者は例年の半分しかいなかったとニュースで報じていた。
 この時期に国民こぞってどこかに出かけ,結果,どこに行っても混雑を極めるというのも能がない話だけれど,それを前提に供給体制を整えている側にとっては,どうにも困った事態に違いない。伴久ホテルの破産が象徴的だ。

● しかし。これでいいのだとも思うんですね。出かけなければ出かけないなりのリフレッシュができるのだってことを,今回,多くの人が実感したのではないだろうか。
 ゴールデンウィークには誰もが出かけるものだってのを前提にして,それに煽られるようにどこかに出かけるバカらしさを感じたのではないだろうか。去年までよりずっと賢い成熟した休みを過ごせたと思っている人が多いのではあるまいか。
 静かにお金を遣わないで過ごしても,別段の不都合はない。家で本を読むのもいいだろうし,DVDをレンタルして見るのもいいだろう。その人なりの過ごし方があるのだ。他人と比べても仕方がない。

● 不充分ながらも自転車で走ることもできた。まずまず満足だ。
 あとはヨメと宇都宮や氏家のスーパー巡りをしたり(いつも週末にしていることだけど),気に入っているラーメン屋や餃子の「みんみん」でご飯を食べて,それでけっこう満ち足りた。

2011年5月2日月曜日

2011.05.02 またまた小休止(ですむのか)

● と書きながら,その後は2週間ほど自転車に乗らない生活を続けてしまった。家に駐めておいたのに,2号の後輪がパンクしていた。理由がわからない。パンクの修理は自分でできるので,まぁ問題はないんだけど。

● サドルが飛ぶというトラブルがあった1号は,応急処置で騙し騙し乗っていたんだけど,サドルが固定されておらずガタガタしていると,てきめんに腰に来る。
 固定するための四角いナットは結局見つけることができなかったので,シートポストごと交換することにした。ヤフオクで安いのを買って,こちらは交換を終えた。応急処置に要したお金より安くすんだ。

● しかし,1号にも問題があって,前照灯を新たに購入して取り付けたんだけど,これがイマイチ固定の度合いが弱い。走っている間に向きが変わってしまったりする。ネジはこれ以上締めつけようがないくらいに締めているんだけどね。しばらくいじってみようと思う。
 2号に取り付けたバックミラーも,3月の風の強い日に自転車が倒れ,そのときに柄が折れてしまった。自転車を利用すると,交通費やガソリン代の節約っていうマネーセービング効果もあるのだけれども,それ以上に何やかやと維持費がかかっているのが実情だ。途中で,人力エンジンに別の給油もすることになって,これもけっこうバカにならない額になるしね。

2011年4月17日日曜日

2011.04.17 小山まで往復

● サイクルコンピュータがないので確かなところはわからないんだけど,ざっと地図上で測ったところでは片道51キロだった。ので,今回初めて百キロの壁を超えたことになる。超えたことにする。体感でもその程度は走ったかなと思える。

● 4号線を南下するのは億劫なので,往路は鬼怒川の堤防を走った。柳田大橋から先は大規模自転車道になる。途中までは昨年の夏に走っているので,今度が二度目になる。快適に走れる。最もストレスと負荷の少ないルートだろう。
鬼怒川大規模自転車道。右が自転
車道で左が管理用道路。
右側を走行している自転車はほぼ皆無。
 田川と合流した先で大規模自転車道は終わりになる。が,その先も管理用道路という名称のサイクリングロードがJR水戸線の線路の交差部まで続いている。
 途中,大泉橋の旧橋を撤去する工事をしており,通れなくなっている箇所があって,迂回路がわかりにくいところがあったけれど,大きな問題はなかった。その線路の前で一般道に降り,踏切を過ぎるとすぐに国道50号に至る。

● ここまで来ると遠回りになるんだけど,どうせなら50号までは鬼怒川に沿って走りたかった。また,この行きすぎて戻るという行程を入れないと百キロにならない。
もうすぐ国道50号
 50号(旧道)を西に水戸線の4駅分を走る。小田林で新4号と交差。さらに西に直進し,宇都宮線の線路にぶつかったところで北に進路を変更。踏切を渡ると,小山のもとからの市街地というわけだ。
 9時半に家を出て,2時間半で着いた。平均時速20キロ。

● 鬼怒川の自転車道ではロードバイクに何度も抜かれた。ぼくより年寄りもいた。例外なくレーパンに身を包んでいる。ケイデンスというらしいのだが,ペダルを漕ぐ回転数を一定に保って走行している。要するに正統派ですね。スピードそのものではなく,回転数を一定に保つことが大切だとたいていの自転車本が説いている。
 その回転が速い。ぼくも彼らに合わせて漕ごうとしたんだけど,とてもできない。もちろんギアを軽くすればできるんだけど,そうすると同じ回転数でもこちらのスピードが落ちる。自転車の違いやペダルの違いもあるんだと思う。が,彼らは自転車にかける情熱がぼくとは違うのだと思った方が早い。

● 小山に着いてからは,市内をポタリング。思川の右岸の桜が満開で多くの人が花見をしていた。観晃橋を渡ってその様子を見に行った。
思川堤防の桜
 道路を挟んで白鴎大学がある。付近には学生をあてこんだアパートがいくつもあって,ここは作新大学とは違って学生街の趣がわずかながら漂っている。
 グラウンドではサッカー部の部員たちが練習をしていた。若者がエネルギーを発散している様はなかなかいいものだと思った。
白鴎大学


● 復路は4号線を小金井まで走り,県道栃木二宮線をひたすら東に。幅員が狭くて走りにくい道路だ。次に小山にいく機会があれば,この道路は敬遠したいところ。自治医大まで4号線を走って,同じ県道の笹原二宮線を走った方がいいようだ。

● 二宮の市街地を抜けて五行川のサイクリングロードを辿る予定だったが,途中から風が出てきた。南風のようだったので,鬼怒川の自転車道で帰ってしまおうと思った。追い風になるから。
 のだが,ちょうど大泉橋の撤去工事をやっている箇所で,自転車道に入れない箇所だった。結局,当所の予定通りになった。

● 途中,本吉田のコンビニで休憩。二宮の市街地を抜け,五行川に達したときにはかなり疲れていた。ここまでで20数キロは走ったような感じ。この先はたぶん30キロ程度だろうから,どんなに少なく見積もっても間違いなく50キロは走ったろう。

● サイクリングロードに入れば追い風を受けてグイグイ進めると思っていたのに,タイミング悪くその頃には風向きも変わったようだった。

● 昨年,下館まで走ったときには,帰りに真岡の日赤病院が見えたときには,ある種の懐かしさを感じてホッとしたものだが,今回はそのようなこともなく,ただただペダルを漕いだ。200キロ走るにはこの程度で音をあげてはダメだと言い聞かせてね。
 「道の駅はが」で休憩し,家に到着したときには疲労困憊。小山を4時半に出て,帰宅は8時。往路より1時間ほど余計にかかった。握力がほとんどなくなっていた。

● とはいっても,初めて真岡を往復したときに比べれば,まだ余力があった(帰宅後すぐにヨメを乗せてスーパーに行くことができた)。疲れてからの粘り?が違った。自転車を漕げる体がそれなりにできてはいるようだった。
 ともあれ,次は200キロへの挑戦だ。前に書いたように,コースとしてはわが家から日光,足尾,桐生を経て帰宅するルートを考えている。

2011年4月16日土曜日

2011.04.16 地震があっても花は咲く

● じつは,10日(日)に久しぶりに自転車で宇都宮に行ってみた。ベルモール→県立図書館→ララスクエア・パセオと回ったんだけど,宇大工学部前の桜が満開で花見客で賑わっていた。
 地震があっても花は咲く。華やぎってやっぱりいいものだと思った。
 このことが自転車通勤に復帰する伏線になっていたかもしれない。
宇大工学部前の桜

● この日はもうひとつ収穫があった。ま,収穫というほどのものでもないんだけど,自転車で宇都宮に出る場合,億劫さを感じるところがひとつだけある。4号線の車道を走るのは怖いので歩道を行くことになる。情けないんだけど,そうしている。
 その歩道が狭くなる区間があるんですね,4号線に。産業道路に入って宇農通りを行けば,その区間を回避できるのだ。そんなことも知らなかったのかと言われそうだけど。

2011年4月15日金曜日

2011.04.15 空白期を脱して

● 14日,やっと自転車通勤を果たした。
 片道25キロを短く感じるように一度長距離を走らなくちゃと思って,1日200キロ走行を構想?し始めたわけなんだけど,具体的には自宅から日光,足尾,桐生,小山,下館,真岡と辿って帰宅するコースを考えた。
 すると,逆にそれを走りきるためには片道25キロの自転車通勤を継続して足腰を慣らしておかなきゃなとなって,それが14日の自転車通勤再開のキッカケになった。

● 2号で出たんだけど,ずっとトップギアのままで走った。1号に比べると重いと感じたペダルもずいぶん軽く感じるようになっていた。何でかね。しばらく乗ってなかったのに。回転数も上げることができた。
  結果,従来は90分前後かかっていたのが,この日は75分を切った。一般道との交差部で通過する車を待つ時間がほとんど発生しなかったのも大きいと思うけれど,ともかく75分になるとずいぶん楽に感じるものだと実感できた。

● 平均時速20キロで走れた計算だ。ぼく的には上々の速度。年齢からしても好みからしても,速度を追求するつもりはない。
 ないけれども,長い距離を走るにはある程度の速度は必要になる。ロードバイクで平均30キロで走っている人もいる。凄いと思う。そこまで行けばほとんど車と変わらない感じになるだろう。
 ぼくにはまずもって到達できるレベルではないけれども,20キロでも移動手段としては実用になる。車でも35分はかかる。そのおよそ倍の時間ですむなら,充分に許容範囲だ。

● 途中ですれ違ったロードバイクの兄ちゃんが挨拶してくれた。ぼくも返すんだけど,すれ違うのは一瞬だから,ちょっと遅れるとアウトだ。ぼくはアウトでした。しかも,声も小さいし。ある程度は大きな声をださないと相手に届かない。これ,今後の課題。

● 復路も順調。中間地点の「道の駅はが」で休憩を取るのがこれまでの慣わしだったけど,この日は素通り。自宅まで休憩なし。所要時間は何と90分。今までは2時間はかかっていたと思うので,これも大幅な短縮となる。
 今までの休憩時間は10分程度だったから,巡行速度が上がっているのだ。往路より15分間よけいに係っているのだけれど,前照灯をつけての夜間走行になるわけだし,上流に向かって走るわけだから,15分間の時間差はしようがないと思っている。

● 復路もトップギアに入れたまま走った。27インチタイヤを活かすことができるようになったのかなぁ。所要時間が減る分,疲労も減る。ともかくも,いい循環だな。ひょっとして,ロードバイクに替えればもっと短縮できるのかもしれないけど。
 実際に走ってみれば,今が最高の季節であることがわかる。気持ちよく走れる。

● というわけで,翌15日も自転車通勤。家をでる時刻を30分遅らせて7時にした。
 昨日挨拶してきたオッサン(兄ちゃんではなくオッサンだった)とまたすれ違った。昨日も遇いましたねと声をかけてくれた。ぼくは,ええ,とか,うん,とか,まぁ,とか,答えにならない答えをした。

● 下着の上に長袖のポロシャツで出かけ,事務所に着いてからスーツに着替えている。14日はしばらくは肌寒さ以上の寒さを感じながら走ったんだけど(途中から汗ばんできた),15日は最初からちょうどよい気温。到着後は下着も替えた。
 復路も順調で前日と同様に90分で家に着いた。

2011年4月13日水曜日

2011.04.13 東日本大震災のあと

● まだ3/11前のルーティンに復帰しきれていない。
 自転車通勤からは遠ざかったままでいる。冬眠していてもいい時期はもう過ぎた。っていうか,自転車通勤には今が一番いい時期なのではあるまいか。

● 億劫さが先に立ってしまう。車に乗ってしまうんですね。片道25キロは自転車で通うには長すぎるのは間違いないと思っているけど,でも世の中にはもっと長い距離を通っている人もいるようなのでね。

● 自分が自転車に乗るようになったからだと思うんだけど,スポーツ自転車で職場に向かう人を以前より多く見かけるようになっている。
 実際,そうした人が増えているのだとも思う。車のフロントからそうした人を見かけるたびに,自分も自転車に乗らなきゃと思わされる。

● ダイエットのために始めたわけだけど,もうダイエットはどうでもよくなったというか,自転車に乗るために乗るという気分になってはいるんですよ。4月からは保険にも入ったし,準備は整っているのだ。

● 問題は億劫さをどうやって遠ざけるか,だ。片道25キロを近いと思えればいいわけだ。
 昨年,自転車通勤を始めて間もない頃に,下館まで往復したことがあった。たぶん往復で70キロ程度になると思う。
 で,とっとと百キロの壁を越えてしまおうと考えている。100キロを走れば往復50キロはその半分に過ぎない。ずいぶん近いと感じるんではあるまいか。
 最終的には1日200キロ走行が目標だ。

2011年3月6日日曜日

2011.03.06 穏やかな自転車日和

● さて,3月に入った。そろそろ極安物とはいえ27インチタイヤのクロスバイクで片道25キロを通勤したい。少なくとも週の半分は自転車で通えるようになれれば。と思っていたら,寒の戻りがありましたね。まだ,冬眠から醒められないでいる。

● 6日(日)は定例になった感のある自転車での県立図書館行き。この日も1号で。CDを借り換えるだけだから,図書館での滞在時間は短い。新聞を読ませてもらって,ウォータークーラーの水を飲ませてもらって,トイレを借りる。あとは帰るだけ。いつもこのパターン。

● ララスクエアの駐輪場に自転車を置いて,ヨドバシと落合書店を見て歩くのは,ぼくのささやかな楽しみのひとつ。あまり買わない客なので,店側にとっては迷惑かもしれないけど。
 スマートフォンラッシュも一段落した。ぼくはまだ買っていない。予約しても待たされる。待たないで手に入るようになったときは,そろそろ次期モデルが出ようかという頃になっている。その次期モデルのいくつかはアナウンスされているんだけど,その中にぼくの欲しい製品はない。それじゃ,次の次を待つのかってことになってしまうなぁ。

● 自転車絡みのトラブルはなし。3回連続で発生した1号のトラブル嵐?もやっと去ったか。
 けれども,サドルがやっぱりうまく固定できない。普通にネジとナットで締めるだけではダメなようだ。ワッシャーも挟んでみたのだが,どうも不充分。サドル固定用の直方体のナット(というのだろうか)がないとダメかも。
 ところが,この部品はだいぶ安あがりの自転車にしか使わないものであるらしく,自転車店でもホームセンターでも置いてあるのを見たことがない。

● 1号の前照灯も設置できた。これでサドルがキッチリと固定できれば何も問題はないんだけどね。
 自転車保険にも加入した。適用開始は4月からなんだけど。

2011年2月27日日曜日

2011.02.27 1号で宇都宮へ,2号で益子へ

● 26日はヨメが病院に行くというので送っていった。これがけっこう長びいて,自転車に乗る時間は残らなかった。その代わり,27日はたっぷり乗れた。
 まず,朝8時過ぎに家を出て県立図書館へ。1号を使用。20日の事故経験から学んで,交差点付近ではスピードを殺すようにしました。

● が,最近取り付けた後尾灯が道路に落ちて割れた。取付部が少し緩かったのがいけない。まさか外れるとは思わなかったのだが,これは思わない方が悪い。
 でも本体は大丈夫だったので,テープで補強してやればまだ使える。貧乏ったらしくなるけど。それと雨の日は使えないけど(テープが剥がれてしまうから)。翌日,うまいこと補強して固く取り付けることができた。
 これで1号では3回続けてトラブルに見舞われたことになる。2号を買ったために1号がヘソを曲げたのかと思ってしまうわけだが,そんなことのあるはずもない。あくまで偶然なんだけどね。

● このまま春になるんですかねぇ,とても気持ちがいい自転車日和でしたよ。暖かくて,手袋も春・夏用に替えた。指先が裸で出るようになっているやつ。もちろん,上はセーターで充分だった。
 こんな日に自転車で走れるなんて幸せだよなぁと,マジで思いますよ。これで4号線が走りやすければ言うことはないんだけれども,贅沢を望んだら切りがないからね。

● いくつもの自転車本を読んでいる。著者の多くは首都圏に住んでいる人たちだ。彼らは4号線より交通密度が高いであろう道路の車道を走っている。歩道も自転車通行可になっているのかもしれないけれども,こちらは当然大勢の歩行者が歩いているはずであって,自転車では走りづらいに違いない。
 この点,田舎は違う。歩道を歩いている人がほとんどいませんからね。田舎の人は歩かない。ちょっとした移動も車で行う。歩道は(児童の登下校の時間帯を除くと)事実上の自転車レーンになっている。

● それゆえ,自転車側はスピードを出しがちで,仮に事故ると深刻になることが多いだろうとは思われるんだけど,でも事実上の自転車レーンが整備されている状態ではある。かなり恵まれているというべきなのかどうなのか。

● 今度は2号に替えて,11時半に益子に向けて出発。五行川のサイクリングロードから国道123号に入った。車では何度も走っているから,知らない風景ではない。けれども,サドル上から見える景色はまた別。
 レーパンでロードバイクに乗っている男3人が隊列を組んで走り去っていった。シャッシャッという響きを残して。余裕で40キロは出ているだろう。ぼくには絶対に出せないと思われるスピードだ。競輪学校の生徒が練習しているんだろうか。すごいものだと思う。

● 思うけれども,こちらはこちらのスピードで走るしかない。ポタリング的走り方ですね。それでも,家を出てから90分後の1時には益子町民会館に着いていた。この度も「道の駅はが」で休憩している。それで90分だからね。
 初めての道は遠く感じるものだけれど,真岡より近いとは思えないから,27インチに替えた効果なのかなぁ。そうだとすればちょっと嬉しいんだけど。

● 帰りはさすがに疲れが出たが,無事帰宅した。所要,2時間弱。トータルで75キロも走ったろうか。満足した。が,75キロでこれだけ疲労するとなると,百キロはけっこうきついかも。

2011年2月21日月曜日

2011.02.21 暖かさを実感

● メタボ撃退のために自転車に乗る機会を増やすことを考えないと。そのためにはすでに決まっている移動を自転車でするのがいい。自転車に乗るために,どこに行くかを考えるより。
 2台の自転車を活用しないとな。

● 昨年,猛暑の夏に五行川を下館まで下った。これで100キロ走行を達成したと思ってしまったのだが,せいぜい80キロくらいでしょうね。以来,それより長く走ったことはないので,いつか100キロを達成したい。

● 自転車通勤も本格的に復活させたい。と思うのも,暖かくなってきたからですね。長い冬眠から醒める時期になった。動きたくてムズムズする感じ。
 桜が咲いてすっかり春になってしまうと,もうどうでもよくなるので,冬は過ぎたけれどもまだ春は来ないっていうあわいの時期が,つまり胎動期だ。

● 21日の週がまさにそれ。寒さも弛み,天気もよく,自転車で通勤するのに絶好な日が続いたのに,家庭の事情というのもあって,なかなか自転車に跨る気になれずにいた。
 のだが,25日(金)は久しぶりの自転車通勤を果たした。7日(月)以来。今年4回目。2号では2回目。

● 7日は濃い霧がかかっていたんだけど,この日も同じ。違うのは,7日はその霧が洋服や眼鏡や髪にくっついて,事務所に着いたときにはあたかも氷の洋服を着ている感じになったのに対して,今回はしっとりと濡れたこと(着いてから体が冷えた)。
 温度がだいぶ違っていた。手袋も靴下も二重にする必要はなくなったし,ズボン下の着用も不要。自転車だからといって特段の防寒着は要らなかった。それで右膝の故障も出なかった。

● 今回は前よりも速くペダルを回せるようになっていた。気のせいでもなくて,今までは自宅から中間点の「道の駅はが」までは速くても45分かかっていたのが,今回は40分で通過できた。後半やや失速したものの,事務所までの所要時間は83分で,これまでの最短。80分までは短縮できるのではないか。
 一般道との交差部で通過する車を待つ時間が問題になるが。

● けれども24,5キロでこれだけかかっているのだから,スピードはあまり出せていないってことですね。年齢からしてスピードにこだわるのは無謀だと理解はしているんだけど,ある程度のスピードは保持していないと自転車の効用は減殺される。スピードがあればこそ,遠くまで行く気にもなれるわけでね。自転車を自分の翼にするには,スピードって大事。
 でも,年齢からすればこのスピードでいいかなぁと思ったり。堂々巡りになるんだけど。

● 汗をかき始めるまでの時間も短くなった。そろそろ事務所に着いたあとの着替えをリュックに詰めて出た方がいいようになるね。
 帰りは午後休暇を取れたので,暖かい中を走った。途中でダウンのチョッキを脱いでセーターで走った。途中,「道の駅はが」で休憩したのに90分間で帰宅できた。復路では自己新の短さだ。
 トップギアに入れたもペダルがくるくる回る。これはね,じつは追い風を受けていたんですよ。「道の駅」で気がついたんだけどね。幟が南風にはためいていて。追い風って気がつかないものなんです。風を切って走ってるからね,正面から風を受けているわけなので。

● 向かい風のみならず,横からの風も向かい風と感じてしまいがちだ。走行を妨げる風はずべからく向かい風に感じがちなんですよ。
 ということは,自転車乗りにとって向かい風以外の風は吹かないってことになるわけです。
 ともかく,この日は気持ちよく走れた。

2011年2月20日日曜日

2011.02.20 再び,ヒヤッとした件

● 先月29日にサドルが飛んだ自転車の件。当日,岡本のセキチューでネジとナットを買って応急処置をした。が,それだとキチッと締まらない。ネジとナットが一緒に廻ってしまうんですよ。
 もともとは一緒に廻らないような形状のナットが付いていたんだけど,それは飛んだときに行方不明になってしまった。

● で,ワッシャーを買って挟んでみた。それでもやっぱり廻ってしまうんだけど,隙間に棒を入れて押さえて,どうにかこうにか締めつけることができた。まだ,ちょっとはガタガタいうんだけどね。

● で,20日にその自転車で県立図書館まで走ってみた。ギアが軽いことにあらためて気がついた。この自転車は前が2段,後ろが7段なんだけど,最も思いギアに入れても,前はシングルで後ろが6段という2号の最も重いギアよりはるかに軽い。
 1号も2号も前世紀仕様ですな。

● 乗り味も1号の方が柔らかい。これはタイヤのせいだ。1号の方がタイヤが太いんですね。
 距離が10キロ程度なら,2号より1号が向いている。それから,いわゆる街乗りには1号が向く。小ぶりで取り回しが楽だからね。ゆえに,宇都宮に行くときは基本的に1号を使うことになりますね。

● ところで,この日もトラブルに遭ってしまった。場所は栄町の交差点。県庁前通りと藤原街道の交差するところ。
 要は自転車どうしの正面衝突。双方とも歩道を走っていて,ぼくが県庁前通りを東から西へ,相手が藤原街道を南から北へ走っていて,曲がり角のところでゴツン,と。
 この危険性はよく言われている。自転車事故はそのほとんどが交差点で起こっている。ま,そのひとつを実地体験させられたってこと。

● 自転車は基本的には車道の左端を走ることになっているけど,自転車通行可の表示のある歩道なら(歩道のほとんどがこれに該当する),その歩道を走ってもいいことになっている。
 問題は,この場合,どちら側の歩道を走ってもかまわないことになっているところ。対面交通になるわけだ。ゆえに今回のような事故が起こる。
 両側に歩道がある場合は,自転車は左側の歩道しか通行してはいけないことにすべきだという意見は前からある。ぼくは一応,その意見に従っていて,左側の歩道を走ることにしている。今回もそうだった。が,かといって,相手がルール違反だと決めつけることはできない。

● ぼくの今後の課題は怖かろうも車道を走るようにすることだ。それと,歩道を走っているときにはスピードを抑えることと,周辺環境から危険を察知するよう注意すること。
 自転車どおしだから,ぶつかって終わりで,あとは何もなかった。こういうときは,安い自転車に乗ってると気楽ですね。

2011年2月8日火曜日

2011.02.08 自転車のあれこれ

● いつも帰宅後はヨメが作ってくれた料理を肴にウィスキーの水割りを呑んでる。だから,夜は何をするってわけじゃないんだけど,通勤にこれだけの時間を費やすと,家では何もできないなぁって思ってしまうんですね。通勤で時間を取られるから何もできない,って。
 じつは,それだけじゃないんだけど。

● このあたりも自転車通勤が定着しない理由のひとつではあるかもしれない。そもそも,片道25キロは毎日自転車で通うには長すぎる距離なんだと思う。そこを乗り越えたいと思っているんだけど。

● 2号に前照灯を装着した。1号から取りはずしたもの。ハンドルの中央部に設置できた。1号ではハンドルの右端に近い位置に取り付けていたんだけど(そこしか空きがなかったので),中央部に変えただけでだいぶ見やすくなった。同じライトとは思えないほど。これは意外な収穫。
 あとはスピードメーター(サイクルコンピュータ)を取り付けたい。前に安いのを買った。タイヤのスポークにセンサーを付けて,その回転数を読んでスピードや距離を表示するっていう仕組みのやつ。が,線がゴチャゴチャするんで,結局使わずに捨ててしまった。

● スマートフォンがサイクルコンピュータの役割をしてくれるんで,スマートフォンを自転車に取り付ければいい。固定ホルダーはいくつも市販されている。
 スマートフォンには興味がある。Googleが開発したOSを搭載したスマートフォンが昨年12月に各キャリアからドッと出された。今さらiPhoneでもあるまいと思っているので,GoogleOS製品からひとつ選ぶつもりで,その機種まで決めていたんだけど,どうも買いそびれちゃって。
 今から買うんだったら次期のモデルを待った方がいいかなと思っている。4月頃になるかな。

● 自転車保険にも入っていた方がいいと思ってて,遅ればせながら申し込みをした。保険料が7千円かかる(家計からってことにはならないので,ぼくのヘソクリ貯金から出す)。こちらも4月からなんで,4月からぼくの自転車インフラも整ってくるかなと思う。

● 翌日も自転車で出勤したのかって? ダメ。翌8日は曇っていたうえに寒さがぶり返した。そもそも6時には起きられなかった。車で出勤しましたよ。もう年だ。無理はすまい。

2011年2月7日月曜日

2011.02.07 ひと月ぶりの自転車通勤

● 7日は1月5日以来の自転車出勤を果たした。2号が来たってことの効果ですかね。車で出かけるのと同じ格好で出た。手袋や靴下の二重履きもなし。ただし,最近買ったパッド付きのインナーを穿き,ズボン下を装着した。これでまったく問題はなかった。右膝の異常発生もなし。

● この日は霧が濃くてね,相当に濃い霧で,ヒヤッとする局面があった。
 サイクリングロードを入っていて,一般道と交差するところでは必ず停まった。見通しがまったくきかないのだから,停まる以外にない。で,停まって通り過ぎる車を見送って,さぁ行こうとしたところへ次の車が来た。ライトをつけていなかったので,すぐそばに来るまで気づかなかった。こういうときはライトをつけて走って欲しいぞ。

● 霧の水滴がセーターに付いて,それが氷片になる。眼鏡にも氷がはった。事務所に着いてから気がついたんだけど,髪の毛も氷で覆われていた。
 でも,寒さはさほど感じませんでしたね。ペダルを漕いでいるときはむしろ汗ばむほどだった。問題は事務所に到着してから。グングン冷えてくるのでね。

● とはいえ,ひと月前とは寒さの質が違う。寒さが緩んだのは4日前からだけどね。この4日間で一気に春に近づいた感じ。立春はダテじゃない。このまま直線的に暖かくなるわけでもないと思うけれども,そろそろ冬眠から醒める時期になってきたなと思う。

● ところで。2台目の自転車は27インチタイヤ。20インチから27インチになったことで,だいぶスピードが付き,自宅から事務所までの所要時間も大幅に短縮するのではないかと思っていたんだけど,とんでもない。
 この日も90分かかった。霧のせいもあったかもしれないけど,1号のときとまったく同じ時間を要している。

● で,復路はというと,けっこう以上に難儀をした。つまり,風なんですよ。向かい風(北風)。冬はこれがある。
 風速はさほどなかったかもしれないけれど(とはいえ,休憩した「道の駅はが」では幟が1本倒れていた),川の堤防だから遮るものが何もない。漕いでも漕いでも前に進まない。ギアを軽くしてともかく漕ぐ。上り坂を登っているようなものですね。家に着いたのは8時。

● これ,2号の27インチタイヤだったからまだよかったんですかね。1号の小さいタイヤではもっと大変なことになっていたと思う。先にも書いたけれど,タイヤが大きいと安定感が増す。
 それとパッド付きのパンツも正解。もし,普通の下着だったら,初めて自転車通勤をした日の帰りと同じ目に遭ったと思う。ちょっと走っては休み,ちょっと走っては休みっていう。とにもかくにも,「道の駅はが」で一回休憩しただけですんだのは,27インチタイヤとパッド付きパンツのおかげだと思う。

● それと冬の風を受けると手先が冷える。上に書いたように朝は氷を纏って走っていたようなものだが,その朝よりも帰りの方が指は冷えた。けっこう辛くてね,途中で何度も休んで,手袋を脱いでポケットに手を突っこみたくなりましたよ。

2011年2月6日日曜日

2011.02.06 2台目の自転車を買った,宇都宮を走ってみた

● 1号のサドルが飛んだことで,もう1台買っておこうと考え,2号(2台目)を入手した。今度もヤフオク。27インチタイヤのクロスバイク。値段は19,800円だった1号よりもさらに安く,14,000円。

● その2号で宇都宮へ。県立図書館でCDを借り換えた。1週間前には途中で引き返すことになったが,今度は何ごともなく到着。
 その足で文化会館まで走った。シンボルロードから平成通りに出た。車では何度も通っている道路だけれど,自転車で走るとまた新鮮に見えてくるものだ。何度も見た風景も,親しい風景として再構成されて目に入ってくるのだ。

● 帰りは平成通りを4号線まで走った。が,これは失敗だった。ひとつは交差点が多く,けっこう危険を感じたこと。高校生はガンガン飛ばしていくけどね。
 もうひとつは,単純に遠回りになることだ。車だとあまり感じないけど,簗瀬の合流点から東町まではけっこうな距離がある。
 ぼく,ここでママチャリに2回抜かされた。若者がどんどん飛ばしていく。歩道をそんなに飛ばしちゃいかんだろう,危ないじゃないか,と思ったぞ。

● 途中で暗くなってしまった。先に書いたように,この時点では前照灯を装着していなかった。結果において無灯火運転になってしまった。申しわけない(7日の昼休みに,装着作業を終えた)。
 今までは文化会館に行くには,電車&バスを利用していた。運賃は往復で860円になる。この860円をセーブできるわけだ。せこいことを言うようだが,これを17回繰り返せば,自転車代(2台目:14,000円)のモトが取れてしまうのだ。あと16回だ。

● 宇都宮とは高校1年のときから付き合いが始まったが,どうもぼくと宇都宮の相性はよろしくないと感じている。宇都宮と関わりを持たずに生活することは不可能に近いわけだけど。
 しかし,自転車で走ってみると,宇都宮という街が自分に近くなったような気がしてくる。親しげに話しかけてくるような。つまり,街中を走るのもけっこう楽しいものなんだってことですね。

2011年1月29日土曜日

2011.01.29 サドルが飛んだ

● 29日のこと。自転車に乗っていてちょっとしたトラブルに見舞われた。走行中にサドルを留めている鉄製のネジが途中で切れて,サドルが飛んだのだ。
 混んでいる道路だったら事故になったかもしれない。さいわい,走っていたのが歩道で,後続車も至近距離に歩行者もいなかった。

● 今乗っている自転車は去年の6月にネットオークションで買ったんだけど,サドルが固くて,初日に尻が痛くなってとんでもない思いをした。ので,家にあった別の自転車のサドルと交換した。その結果,尻の痛みからは解放された。
 ただ,尻の痛みはサドルが固いだけが原因ではないらしい。最近,尻にあたる部分にパッドのついた自転車用パンツを2枚買ったので,これを着用すれば元のサドルに戻してもいいだろうと思って,29日の午前中にその作業をしたばかりだった。

● しかし,しっかりした工具がないので,サドルをピシッと固定することができずに,ガタピシ動く状態だった。それを騙し騙ししながら4号線を走り,東町のY字路から市内に向かう道路に入ったところで,上に書いた事故が起きた。
 以前のサドルのときも,すぐに緩んでしまって,何度も締めつけ直していた。文字どおりの金属疲労が起きていたところへ,この日,とどめを刺してしまったのだろう。

● 事故直後は,やっぱり安物はダメだなぁってのが頭に浮かんだ。廃棄するかなぁ,と。
 じつは,新しい自転車を購入したばかりなのだ。いや,まだ現物は届いていない。27インチの大きいタイヤの自転車が欲しいなぁと前から思っていて,でもまだ今のが使えるので,もうちょっと待とうと思ってたんですよ。
 ところが,ネットオークションで自転車の出物を見ながら,この値段なら落札しないですむだろうといたずら入札をしたいたら,落札しちゃったっていうわけで。
 こんなことをしてて買わざるを得なくなったのは,これが初めてではない。パソコンなんか,これでいくつも買わざるを得ない仕儀になっている。

● 懲りないもんですな。っていうか,買うつもりがまったくないのであれば,いたずら入札はしないのだ。買ってもいいっていう気持ちがどこかにあったのだ。
 ともあれ,新しいのを買うハメになった。そこへこのアクシデントだ。古いのがヘソを曲げたのかとも思いましたよ。だとしたらすまなかったなぁ,と。

● でも,そんなことがあるはずもないわけで,要はネジがヘタっていただけだ。このタイミングでこの場所で起きてくれたよかったと思い直しましたよ。
 ここから引き返した。しばらくは気落ちして押して歩いたんだけど,サドルが落ちただけですからね,立ち漕ぎなら乗れるわけです。岡本にセキチューがあったことを思いだした。セキチューでネジを買えば何とかなるんじゃないかって。で,立ち漕ぎで乗ってセキチューに行きましたよ。

● セキチューは自転車も扱っているのだが,そこに持ちこんで直してもらおうとは思わなかった。この修理ではたぶん料金は取れないのではないかと思ったのだ。
 サドルじたいを交換するのではなくて,たんに取り付けるだけだからね。プロにしてみれば簡単な作業に違いない。それで料金を取ることはたぶん無理じゃないかなぁ。忙しいのに料金を請求できないような作業を依頼するのは気がひける。

● で,ぼくがやって何とか成功。やはり固く固定はできないので,騙し騙しという感じで家まで乗って帰った。
 ちなみに家を出たのは2時。戻ったのは5時半。いい運動になりました。そう思うしかないのだ。

2011年1月28日金曜日

2011.01.28 疋田智さんの本

● 自転車に乗るようになってからは,疋田智さんの著書を何冊か読んでいる。彼は元祖「自転車ツーキニスト」ですな。
 でも,彼は10年前からメルマガを発行しているようで,それを今でも継続している。そのメルマガを読み始めたんだけど,全部はまだまだ読めていない。量的にはもちろん,質的にも相当充実しているので,これから楽しみに読み進めていきたいと思っている。

● で,これだけのものをタダで読ませてもらうのに,著書を全然買わないのは仁義に反するだろうというわけで,本屋で1冊購入した。『ものぐさ自転車の悦楽』というタイトルの本。フォールディングバイク,折り畳み式の小径車のことなんだけど,そのフォールディングバイクのお薦め本というか,フォールディングバイクのある生活を綴ったエッセイだ。

● この本,じつは前から気になっていた。なぜかというと,ぼくの自転車も折り畳み式ではないけれど小径車だからだ。

● ぼくの近辺でもスポーツ自転車をけっこう見かけるようになっているのだが,颯爽と走っているのはロードバイクだったりクロスバイクだったりする。
 以前,爺さまのクロスバイクに全然追いつけなくてエッと思ったこともあった。車輪が小さいのでスピード勝負はできないのはいいとして,これで片道25キロを走ることじたい,ひょっとして無謀なのか。自転車の選択を間違ったのか。初歩的なミスを犯したのか。そういう不安が大きくなってきたんですね。
 で,そうじゃないんだよ,その自転車でもいいんだよっていう答えが欲しいなと思っていたわけです。

● そこで『ものぐさ自転車の悦楽』を読んでみようか,と。
 買ったその日に読んじゃいました。彼の「ものぐさ自転車」の肝は小径車の部分ではなく,折り畳み式にあるのだった。
 が,25キロ程度走るのに向くも向かないもない。小径車でOK。そういうことだったのですね。

2011年1月17日月曜日

2011.01.17 じつは秋から自転車離れをしてました

● 秋以降,ぼくの自転車に対する興味は萎え気味だった。乗ることが億劫に感じるようになった。それを跳ね返すために,たとえば疋田智さんの自転車本を読んだり,書店で自転車雑誌を立読みしたりするのだけれど,一時的な効果しかなかった。
 カンフル剤を必要とするってことは,そもそも自転車が自分に合わないのかもしれないし(違ったタイプのものに買い換えると違った関係が生まれるのかも),瞬間風速的に無理を重ねてしまったところがあるのかもしれない。

● けれど,小学生のときから運動音痴だったぼくとしては,自転車は自分に残された最後の運動法だと思うし,初めて真岡まで自転車で通勤したときの充実感,翼を得たと思えた自在感をしっかり自分の中に定着させて,自転車と付き合っていきたいという思いはまだ持っている。

● 自転車を自分の生活の一部に取りこんでいること。そうじゃないと,付きすぎた贅肉をそぎ落とすこともままならないし,男の真ん中でいることも難しくなると,大袈裟にも思っている。
 そのためには,代償として何ものかを支払わなければならないのだが,どうせ支払うなら気持ちよく支払えるようにしたい。そのためにどんな工夫ができるか。

2011年1月10日月曜日

2011.01.10 膝は大丈夫

● 仕事始めの4日に自転車通勤を試みて,寒さのせいか右膝が炎症を起こし,かまわずに5日にも自転車で出かけたら,けっこう傷めてしまった。
 5日の帰りはバス&電車で帰宅し,翌6日は車で出勤。7日も車で出勤した。右膝の違和感が5日いっぱいで取れたので,別に医者には診てもらっていない。
 6日以降は自覚症状は消えた。まったく問題ない感じ。だったのだけど,厳寒の早朝に自転車で出かけるのはまだちょっと怖くてね。

● 8日(土)は日中,県立図書館まで往復してみた。格好は普段のとおりだったのだけど,右膝は大丈夫だった。距離は真岡までの半分ほどしかないんだけど,距離が延びても問題はなさそうだった。ある程度の気温があれば,普通に走れることを確信した。

● 成人の日の10日には,地元を20㎞ほど走ってみた。けっこう走った気になれたが,やはり膝は異常なし。

● ぼくが乗ってる自転車は何度か書いているように,ネットオークションで手に入れた激安のミニベロ(車輪径の小さい自転車=小径車)だ。車輪が小さいからスピードは出ない。
 ものの本には,その分,ミニベロならではのメリットがあると書いてあるんだけど,そのメリットっていうのは,取り回しが楽とか,街中をスイスイ走れるとかだったりする。田舎に住んでいるぼくにはあまり関係ないといえる。

● しいていうと,スピードが出ないことのメリットがあるかもしれない。安全走行になるとか,歩道を走るのにあまり遠慮せずにすむとか。ともあれ,長距離走行には向いていないことは確かだと思う。
 のだが。世にミニベロフリークというのは存在するようで,メリットや向き不向きはどうであっても,とにかくミニベロがいい,と。ミニベロでツーリングもするし,ヒルクライムにも挑戦するぞっていう。そういうフリークが乗っているミニベロは,お値段もそれなりのもので,だからこそ入れこみ甲斐もあるというものなのだろう。

● 彼らの集まりに,ぼくのような自転車で参加すると顰蹙を買うんじゃないかと思う。それほどにぼくが乗っている自転車はまぁ安物なんだけど,それでもまだ自転車の性能をきちんと活かせていないと思っている。
 まずタイヤの空気が甘すぎるはずだ。甘いから地面に接するタイヤ面積(接地面積というらしい)が大きくなる。その分摩擦が増えるから,前進するのにより多くの力が必要になる。
 また,段差があった場合,チューブがへこみ,へこんだチューブがタイヤと車軸に挟まれて切れるトラブル(パンク)が増えることになる。
 ぼくは携帯用の空気入れで空気を入れているんだけど,これではどうしたって充分な空気圧が確保できるはずはない。

● とわかりながら,今まで携帯用の空気入れで通してきたんだけど,これは怠慢が過ぎる。ちゃんとしたゲージ付きの空気入れを買おうと思う。
 充分な空気を入れる。それで推進力が増すはずだ。楽に走れるようになるはずだ。

● もうひとつ,走るのが楽しくする工夫が足りない。たとえばサイクルコンピュータの設置だ。速度や走行距離がわかれば,走れば走ったなりのデータがフィードバックされることになる。それが自転車に向かう気持ちを後押ししてくれるのではないかと思う。
 じつはネットオークションで一番安いサイクルコンピュータを買ったんだけども,安いだけあって取付けがうまくできず(極度の面倒くさがり),結局,捨ててしまった。
 ただ今流行中のスマートフォンがサイクルコンピュータになる(無料のアプリがある),自転車に固定させるホルダーも数百円で買える。近い将来,このやり方を採用することになると思う。

2011年1月5日水曜日

2011.01.05 今日も厳冬の自転車通勤

● 翌5日。今日は車で行こうかなぁと思ったんだけど,気を取り直して2日連続で厳寒の自転車出勤。前日の経験を踏まえて,手袋と靴下は二重にした。普通の手袋をはめて,そこに自転車用グローブをはめた。
 ズボンは先月,ユニクロで買っておいた防寒ズボンを着用。上も1枚追加した。セーターのうえにフリースを着て,さらにベストではなくて袖のあるダウンジャケットを着用。

● 間違いなく効果はあったけど,最後のダウンジャケットはまずかった。これだけ着こむとさすがに走行中に汗ばんでくる。その汗の逃げ場がない。途中で,フリースを脱いで荷台に括りつけた。

● しかし。とにかくスピードが乗らなかった。車輪が小さいのでもともとスピードの出る自転車ではないんだけど,いつもよりだいぶ遅いような気がした。
 ひょっとすると,防寒ズボンがサドルを滑って,ペダルに行くべき力を逃がしてしまっているのかもしれないとか,タイヤの空気があまいのかとか,原因を考えては見たけれど,いつもと違うところは別にないはずだ。タイヤの空気は3日にいれた。

● 中間地点の「道の駅はが」を通過したところで,昨日より10分余計にかかっている。そこから先も,ペダルが重い。なぜだ?
 が,じきに理由がわかった。昨日傷めた右膝のせいらしかった。右脚に力が入らず,左足一本で漕いでいる感じなのだ。徐々に自覚症状が強まってきて,止まってしまいたくなってきた。
 昨日よりじつに25分余計にかかって,ギリギリ遅刻を免れる時刻に事務所に到着。
 途中,小枝を拾ってしまってチェーンが外れるというトラブルもあったりしたのだが,初めて自転車で通勤したときだってこんなにはかからなかった。

● 着いたときには足を引きづるしかなかった。更衣室は2階にあるんだけど,階段を登るのが難儀だった。昨日,帰るときには痛みも治まっていたので高を括ってしまったようだ。今朝も痛みや違和感はなかったので,右膝のことはまったく念頭に浮かばなかった。
 今朝,きざした怠け心に委ねてしまうのが正解でしたね。

● 夕方には痛みは治まってて,普通に歩けるようになっていた。が,ここは大事を取って,自転車を置いて,バス&電車で宇都宮経由で帰宅。翌6日は車で出勤した。

2011年1月4日火曜日

2011.01.04 久しぶりの自転車出勤

● 新年の正月は九州や山陰など西日本では大荒れの天気に見舞われた。東北でも大雪でとんでもない目に遭ったドライバーがたくさん出たようだ。
 わが栃木県では申しわけないほどの穏やかな3が日になった。元日は寒かったけれども,ぼくはずっと家に垂れこめていたので,寒さの影響はなかった。

● じつは,自転車通勤は昨年10月の27日以来になる。ずっとサボってたんですよ。寒くなったし,日が詰まってきたしっていうわけで。
 でも,このまま終わってしまっては,あるいは暖かくなるまで待っていては,あまりに自分が情けなく思えてしまう。

● 何よりも,どうやらぼくは育ち盛りのようで(ただし,上にではなくて横に),どんどん太ってきている気配が濃厚にある。あえて体重計には乗っていないけれど。
 健康診断ではずっと脂肪肝だと言われ続けているし,尿酸値,血糖値,中性脂肪,コレステロール値も危険水域に達しているか近づいているかだ。このまま太り続けてはいけないと,ぼくの理性はぼくに言う。
 のだけれども,理性の言い分はまず通ることがない。目の前の安逸が優先される。分かっちゃいるけどねぇってやつ。

● ですが,年末の5日間,香港に行ってきた。そこで唐突に思ったんですよ,世界を相手に戦うにはまず体力だ,って。ぜい肉をそぎ落として体の線をシャープにしないと,世界の舞台には立つこともできない,って。
 お前は世界を相手に何を戦うつもりだと突っこみたくなるでしょうが,ここはモノのたとえというか,たんなる言い回しに過ぎないと思ってください。
 要は何の脈絡もなくそう思ったんですね。香港は九龍半島の突端にいて,ああ,ここには世界があるなぁと感じたんです。この世界を避けちゃいけないなって。

● ということで,体の線をシャープにするために再び厳寒の自転車通勤を始めたという次第です。
 できれば,毎日続けたいと思います。少なくとも,週に5日の通勤のうち過半数の3日は自転車にしたいとも思っています。そうじゃないとシャープな体の線は作れないということが,経験上分かってますんで。

● それに。前にも書いたと思うのですが,車は重い。カローラでも1.5トン。したがって,60㎏の人間が車で移動すると,自動的に1.5トンが付いてくる。
 60㎏の人間が移動できればいいわけですよ。なのに,1.5トンが付いてきちゃうってのは,どう考えても不合理。いずれはなくなるはずの化石燃料を使うとか,排気ガスを撒き散らすとかってことじゃなくて,不合理なのがひっかかる,と。

● これが自転車ならば,一緒に付いてくるのは10㎏でしかない。10㎏で60㎏の人間を移動させてくれる。まことに合理性の極致。合理は美。

● さらに。たとえば往復50㎞を自転車で移動できれば,自分はまだ男の現役でいるっていう実感を持てる(ような気がする)。
 男の真ん中でいたいじゃないかと言って,トヨタマークXを運転してるのは違うじゃないか,と。自転車を運転しているべきだ,と。

● しっかし,寒かったですよ。格好は車で出勤するときと同じです(下着,カラーシャツ,セーター,ユニクロのダウンベスト)。そこに耳あてと手袋を追加しただけですが,体幹部はOKなんです。ユニクロのダウンベストはぼくのお気に入りでほぼ毎日着ているんですが,この防寒効果はたいしたものです。脚はずっと動かしてペダルを漕いでいるわけですから,これも多少の寒さは大丈夫。
 問題は手と足の指先。これが痛くなるんですね。千切れそうだったとまでは言いませんが,冷たさが相当に堪えたのは事実。手には自転車用のグローブをはめているのですが,指先の寒さまでは防いでくれない感じ。足はもう靴下を二重に履くしかないかも。あるいは,防寒靴に換えるか。普通の運動靴で走ってきたので。

● これだけ間が空くと,体が元に戻っていて,尻や腰が悲鳴をあげるかと心配してたんだけど,どうやらそれはなさそうだ。朝は所要95分。まずまずの時間で到着できた。
 が,右膝がおかしい。寒いところを走ったツケが膝に来たのかもしれない。これが続くようなら,下半身の防寒も考えないといけない。

● と,思いながら帰りの自転車に乗ったわけですが,帰りは135分を要した。「道の駅はが」での休憩を入れても,ちょっとかかりすぎた。若干,北風が吹いていて,それが向かい風になった。
 汚い話で申しわけないんだけど,手鼻を3回かんだ。つまり,鼻づまりで呼吸がスムーズにできなかった。そういったことが理由かもしれないと思うんだけど,でもやっぱり体がナマってしまったのかなぁ。