2016年12月22日木曜日

2016.12.21 ブルベにはロードバイク?

● 自転車でやってみたいこと。ブルベ(200km,300km,400km,600km)とロングツーリングだ。日本一周はやってから死にたい。
 世界一周もやってみたい。年寄りの冷や水と言われようと何と言われようと。語学も必要になるだろう。英語,スペイン語,アラビア語,中国語の教材は用意した。まったく手は付けてないけれど。

● いま現在は安いミニベロに乗っている(しばらく乗っていないわけだが)。でも,ブルベなりロングツーリングなりに着手するときは,ちゃんとした自転車を買おうと思う。
 ひとつだけ決めているのは,台湾メーカーの自転車を買うということだ。東日本大震災,熊本地震のときに台湾から義援金が届いた。その額と速さには驚愕させられた。ぼくにできる恩返しといえば,台湾製の自転車に乗り,台湾製のスマホを使うといった程度のことだ。

● ので,ジャイアントの“グレート・ジャーニー”を買おうと思っていた。それでブルベもロングツーリングもこなすのだ。
 が,ロングツーリングはそれでいいとしても,ブルベにはもっと軽いロードバイクの方がよさそうなのだ。
 しょうがない。“グレート・ジャーニー”もロードバイクも両方買うことにしようか。自転車にも寿命はある。1台でブルベ4種を走り,日本一周に出かけ,さらに世界に旅立つなんてことのできるはずもないわけだしね。

● でも,一度に2台は持っていたくないとも思っていて。まずはロードバイクでブルベを狙ってみるか。
 日本一周もロードでできないだろうか。自炊はしないことにすれば,荷物はかなり減らせるのではないか。ダボ穴のあるジャイアントの安いロードバイクがいいかな。
 それとも,やはりブルベも“グレート・ジャーニー”でやってみるか。600㎞になると積載能力も考えた方がいいという意見もあるし。

● というふうに堂々巡りをしているんだけども,やはり“グレート・ジャーニー”を買うことにした。ネットにいろいろな情報が出ているわけだが,自転車の重量やコンポに神経質になる必要はないという意見にしたがうことにする。
 それよりも脚力だということ。自転車を気にするより脚力を鍛えよ,ということ。この意見に説得力を感じた。ひょっとすると,ロードバイクには一度も乗らずに人生を終わりそうだ。

● “グレート・ジャーニー”に対する唯一の不満はルックスだ。ベースがマウンテンバイクなんでしょうね。正調ランドナーに比べると,姿が美しくない。
 まぁ,このへんの感覚には個人差もあるだろうし,ルックスに難ありといえども,価格や堅牢さに惹かれるので,“グレート・ジャーニー”を選ぶことになるだろうな。

2016年11月6日日曜日

2016.11.05 『ロードバイクで旅する本』 2

編者 岩田淳雄
発行所 枻出版社
発行年月日 2016.03.10
価格(税別) 1,600円

● 何人かの人が実際にロードバイクで国内を走る。その様子のレポートが本書の内容のメイン。併せて,装備や輪行の仕方についてガイドする。

● ロードバイクは車載力に限界があるから,「旅」といっても1泊か2泊。それ以上になると厳しいのかねぇ。

● ぼくもツーリングには興味がある。興味があるだけで,実際にやるかどうかはわからないんだけど,ツーリング以外もすべて1台の自転車ですませたい。用途に合わせて複数の自転車を使い分けるなんてことはしたくない。
 基本的にケチな性分なのだ。

● で,ロードにしようか,ジャイアントのグレートジャーニーにしようかと,楽しい悩みを悩んでいたんだけど,ロードの選択は遠のいた感じだな。
 ロードでは旅はできないというのが,本書で得た結論だ。

● でも,今はロード全盛,ロード万能の時代で,日本一周のキャンプツァーもロードでやっている人が普通にいるようなんだよね。

2016年10月5日水曜日

2016.10.04 『ロードバイクで旅する本』

● 宇都宮駅ビルに入っている八重洲ブックセンター宇都宮店で枻出版社の『ロードバイクで旅する本』を何度目かの立ち読み。
 買えよって話ですよね。

● 目下のところ,自転車は片道8㎞の自転車通勤に使用。っていうか,それ以外に乗ることはほぼない。
 でも,自転車人として成長したいっていう気持ちは持っていて,そのためにはまともな自転車っていうのか,ちゃんとしたロードバイクを手に入れるところから始めないと。

● 相方もこのあたりはわかってくれているようで,新しい自転車,買ったら,と言ってくれている
 ドッペルギャンガーの安い折りたたみ式自転車に乗って通勤している亭主がみすぼらしく見えたのかもしれない。

● で,宇都宮はベルモールに入っている「DEPO」の自転車売場を覗いてきた。買うならここと決めている。
 ジャイアントの安めのロードバイクがいい。安めというのが出てくるのが情けないといえば情けないところなんだけど,ぼくはロードバイクにスピードを求めるつもりはない。
 そんな体力もないし,それをするには年を取り過ぎている。

● だから,10グラムでも軽いものをとか,ギアは後ろが11段はあってほしいとか,そういうのはまったく求めちゃいない。
 自転車で何をしたいかといえば,ツーリングをしたいのだ。あるいは,ツーリングの真似事をしたいのだ。
 だから,しっかりした前照灯を取り付け,大きめのサドルバッグを装着し,マットガードも必要だ。

● となると,しゃかりきに軽さを求める理由がない。自分の体重をカットするほうがよほど手っ取り早いし,効果もある。
 当然,ランドナーでもいいんですよ。ってか,ランドナーにしようかなとも思うんですよ。ミヤタには手頃な価格の既製品がある。

● が,東日本大震災でも,今回の熊本地震でも,台湾からの義援金は圧倒的な速さで届いた。しかも,人口が2,350万人の島からにしてはきわめて多額。
 ここまでしたもらったら,何かお返ししたい。かといって,ぼくにできることといえば,台湾製の自転車に乗ることくらいしか思いつかない。
 台湾の自転車メーカーはジャイアントに限るわけではないけれども,東日本大震災におけるジャイアントの対応も嬉しかったから,つべこべ言っていないで,ジャイアントにしようというわけなんですよ。

● ただし,ジャイアントでもグレート・ジャーニーは形が好きじゃない。普通にロードバイクにしましょう,と。
 で,ぼくが知る限り,ジャイアントのロードバイクを展示してある店は,ベルモールの「DEPO」しかないから(実際には,他にもあるんでしょうけどね),買うなら「DEPO」だよ,と。

● ジャイアントのロードバイクでいろんなところに遊びに行きたい。が,そのままでは厳しかろう。一番は,雨天走行。マットガードはどうしたって必要だろう。
 皆さん,どうしてるんだろうか。そこを確かめたくて,『ロードバイクで旅する本』を見たんですよ(立ち読みだけど)。やっと話がつながったな。

● まぁね,いろんなマットガードがオプションであるんでね。これで太めのタイヤに履き替えれば,なるほど何の問題もなく「ロードバイクで旅する」ことができそうだよね。
 テントとかシュラフも軽量化が進んでいるようで,キャンプツーリングだって,少なくとも国内ならば,かつてのようないかにもっていう装備は要らなくなっているらしい。

● ツーリングを楽しんでいる人のほとんどはロードバイク。これがもうメインストリーム。ぼくもメインストリームの一員でいいや。いいやっていうか,大衆の叡智に連なろうと思う。

2016年8月15日月曜日

2016.08.03 自転車でツーリング中の若者

● 宇都宮(旧河内町)の国道4号沿いにあるファミリーマートに立ち寄った。店の軒先に自転車が2台置かれていた。ロードバイクとクロスバイク。タイヤはどちらも細身のツルツルのやつ。25Cくらいだろうか。
 2台ともリアの両サイドにバッグが下がってて,自転車でキャンプツーリングをやっているらしい。

● ちょうど雨が降ったところなので,このコンビニで雨宿りを兼ねて夕食の食材を買っていたのかもしれない。
 出てきた2人組は中学生にも見えるし高校生にも見える。眼鏡をかけた痩せ形の若者ふたり。

● 話かけようかと思ったんだけど,こんなロートルに話しかけられては迷惑だろう。自重した。って,しなければよかったと今は思うんだけど。
 1泊か2泊のツーリングのようだった。今夜はどこに泊まるのだろう。この近く,キャンプ場はあったか。ひょっとして鬼怒川の橋の下? 増水はないだろうけどなぁ。

● 羨ましいね。自分が中学生とか高校生の頃って,自転車でツーリングなんて考えもしなかったよ。
 何人かで日帰りのツーリングに出かけたことはあったんだけど,自転車自体がママチャリに毛が生えた程度のものだったしね。

● って昔のことを愚痴っていても仕方がないな。ロートルになってからでも,やりたければやったらいいだけの話。
 やるつもりでいるんですよ。数年後になると思うけど。息子と2人で日本一周の旅に出るのが,ささやかな夢というか,できればいいなぁと思っていたことなんだけどね。

2016年7月31日日曜日

2016.07.24 ミヤタサイクルのカタログ

● 宇都宮駅前のララスクエアの6~8階はヨドバシが占めている。7階に自転車売場がある。ヨドバシはデジカメやパソコンやオーディオ器機だけじゃなくて,文具も時計も自転車も扱っているんですなぁ。

● その7階の自転車売場も覗きに行く。6階はパソコンや文具があって,こちらはたまにだけれども,買うことがある。
 が,自転車売場は完全に覗くだけ。毎回,毎回,すまんす。

● この日もダホンのミニベロやメリダのロードバイクを見ていた。お金があればね,買いたいっすけどね。
 でもって,ミヤタのカタログがあった。これはタダでもらえるので,ひとつもらってきましたよ。

● 表紙をめくると,「日本には,いい自転車がある」とあって,「自転車は,思い立ったらすぐに走りだせる身軽さと,思いもよらぬ長距離を走ることができる逞しさを備えた素敵な乗り物です」と自転車の良さを総括している。
 いや,そのとおりですよね。自転車のアピールポイントは,これで尽きているのではないか。

● トップに載っているのはランドナー。クロモリフレーム。古典的なスタイルでかっこいい。ぼくはこういうのが欲しいんだなと思うんですよ。ロードでスピードを追求したいわけじゃない(そんなことできる体力ないよ)。ツーリングがしたいんだよね。
 129,900円。ジャイアントの「グレート・ジャーニー」よりルックスがいい。

● このあとにロードバイクが出てくるんだけど,129,900円を超える価格のものはない。ミヤタサイクル,堅実というか,こういう人を顧客にするんだっていう訴求点が明確というか,何だか好感を持ってしまいましたよ。

● でも,買うのはロードバイクになると思う。ジャイアントの一番安いヤツにすると思う。ベルモールに入っているDEPOで買うと思う。買うときにはね。

2016年7月16日土曜日

2016.07.16 走行中にスマホの充電ができる?

● 『折りたたみ自転車&スモールバイク TRAVEL』(タツミムック)をパラパラと見ていたら,ハブダイナモからスマホに充電できるというくだりがあった。
 そうなのか,そんなことができるのか,と思って,ネットをググッてみたら,けっこう前から話題になっていたっぽいんでした。

● ハブダイナモから給電するとなると,っていうか,ハブダイナモを取り付けるとなると,ホイールの交換が必要になるんでしょ。けっこう,お金が必要になりますなぁ。
 上のムックに登場していた人も,15万円で買った自転車に50万円をかけてカスタマイズしているのだった。ハブダイナモを取り付けるためだけにそんなにかかったのではなく,ほかにも色々とやっているんだろうけどね。

● でもって,そのカスタムがハマルと,抜けられない泥沼になるんだろうね。オーディオと似ているね。
 そもそもが,折りたたみ自転車やスモールバイクでスマホを充電しなければならなくなるほどの時間を走ることもないでしょうよ,と言われますな(とはいっても,スマホをサイコンやナビの代わりにして,画面を表示して走ると,さて,どのくらい保つものなのか)。

● で,充電の話なんだけど,もしそれが実用になるんだったら,何というか画期的っていうかね。
 テントと寝袋を持って日本一周をやるときに(やりたいと思っているんだけど),スマホの充電をどうするかが解決しなければならない難題(?)のひとつだから。
 それが,この方法で行けるんだったら,画期的という言葉を使っていいような気がする。

● が,どうやら,画面を表示して走りながらだと,充電のレベルまではいかないようだ。消耗の度合いを抑える程度ということらしい。そりゃそうかもね。
 あと,そういう充電の仕方をするとバッテリーを劣化させるのではないか,という指摘もあった。

● 走りながらスマホに給電するやり方は,ハブダイナモに限らず,ほかにも専用品が出ているようだ。「The Atom」とか「CydeKick Pro」とか。
 それゆえ,やろうと思えば,ハブダイナモを取り付けるのに要する費用をはるかに下回るコストでできなくはない。だけれども,それでもコストに見合うかどうかはわからない。

2016年7月11日月曜日

2016.07.11 「Runtastic Road Bike GPS」の使い初め

● Google謹製の「My Tracks」が使えなくなった。で,代わりに「GPSロガーAndroid」をインストールしてみたんだけど,これは「My Tracks」とは性格が違うもののようだった。

● 結局,4月以降は自転車の走行ログを取ることをやめていた。じつのところ,ログなんか取らなくたって何も問題はないのだ。ログなんか取ってどうすんの。
 ま,そういう気持ちもあるのだ。ログを取っておくと何がなし安心感があるんだけど,それだけのことだ。

● ではあるんだけれど,やはりログは取っておこうと思う。滅多に見ることはないんだけど。
 で,「My Tracks」の後継アプリとして選んだのが,「Runtastic Road Bike GPS」。『自転車ツーリングハンドブック』(山と渓谷社)が紹介していたもの。
 もっとも,紹介されていたのは,Proの付く有料版だ。ぼくがインストールしたのはProなしの無料版。マニアックに自転車に乗っているわけでもないので,無料版が測ってくれるデータだけで充分だと思ったのでした。

● その「Runtastic Road Bike GPS」を今日の自転車通勤で初めて使ってみた。使い方は非常に簡単。「My Tracks」と同じ。
 残してくれるデータも,出発時刻,距離,時間,平均速度,最大速度,消費カロリーなど,「My Tracks」とほぼ同じ。ただ,見せ方は「My Tracks」の方がわかりやすい。

● 面白いのはスタート時に英語であれやこれやと世話をやいてくれるところ。もちろん女性の声で。

2016年6月28日火曜日

2016.06.21 スポーツDEPO ベルモール宇都宮店の自転車売場のスタッフの話

● ベルモールに入っている「スポーツデポ」の自転車売場はけっこう充実している。っていうか,宇都宮市内の自転車店でジャイアント製品を置いてあるのはここしかぼくは知らない(他にもあるに違いないけど)。
 台湾の人たちは東日本大震災のとき,素速く多額の義援金を贈ってくれた。企業としてのジャイアントも被災地にたくさんの自転車を配置した。あのときのあの状況では,自転車はありがたかったに違いない。

● で,次は必ず台湾製品を買うと決めているので,DEPOの自転車売場はけっこう覗いている。といっても,めったに買わないお客なんだけどね。
 今まで買ったのは,空気入れ,バックミラー(3回),手袋くらいだと思う。まぁ,店側にとってはあまりいいお客じゃないんだよね。

● そのいいとはいえないお客に,スタッフが話しかけてきてくれた。そうされることを基本的にぼくは好まないので,話しかけるなオーラがおのずと出ているかもしれない。なので,めったに話しかけられることはない。
 が,今日はそのオーラが消えていたのかもしれないな。相方を待つ時間をここで過ごしてたんだけどね。

● ぼくからも色々訊ねてみた。まず,お客さんは増えているのか,と訊いてみた。増えているらしい。
 特に,ホンダ(芳賀町の工業団地)に宇都宮から通勤する社員の中に,自転車通勤者が多いらしい。距離的にもちょうどいい。
 トヨタでも同じように自転車通勤者が多いと聞いた記憶がある。自動車の製造に関わっている人たちの中に自転車愛好者が多いというのも興味深い。自動車VS自転車という図式ではなく,両方使えばいいわけだしね。

● ドッペルギャンガーに代表される格安自転車ってどうなんですか,と訊いてみた。悪し様に言うかと思ってたんだけど,けっしてそんなことはなかった。
 一番安いパーツを使ったり,通販をメインにして対面販売を省いて,コストを削減する努力をしている。デザインにしても他社にはないものがあるので,ドッペルギャンガーに決めている人もいる。安くても普通に走れると思いますよ。

● そうなのか。ぼくはその通販で買ったら,1台目は走れる状態じゃなかったので,結局一度も乗らずに,つい最近,粗大ゴミとして清掃センターに持ちこんだばかりなんだがな。
 それは製造部門ではなく,販売店に問題があるってことなんだろうな。が,そうであっても,ユーザーには関係ない。
 ま,そういう話を彼にしたわけではないけどね。

● ジャイアントの評判はどうですか,と訊いてみた。
 ひと頃,品質が低下したと騒がれた時期があったらしい。中国や東南アジアに生産拠点を移した時期で,品質管理に手抜かりがあったのかもしれない。
 が,今はそういうこともない。

● 長い距離を走るにはミニベロは向かないんでしょうね,と訊いてみた。
 そんなことはないですよ,というのが答えだった。要はどんなコンポを積んでいるかですよ。ギア比の問題だと思いますね。

● 購入しようとする人には,どんなアドバイスをしてますか。
 目的をハッキリさせろということですね。何に使うのか。休日に長い距離を走るのか。スピードを味わいたいのか。短い距離を自転車で通勤するだけなのか。
 それによって変わってきますよ,目的に合わせて複数の自転車を持つことをお勧めしてます。

● 販売店が複数の自転車を持てというのはわかる。儲けてやろう云々とは別にね。そうだよね,目的に応じて向く自転車と向かない自転車がある。
 でもさ,これから自転車に乗ろうとする人に目的をハッキリさせろというのは,少々以上に無茶だよ。もちろん,たいていの人は即答はするだろう。自転車通勤に使うんです,距離はこれくらいです,とかね。
 でもね,実際に乗ってみたら自転車でやってみたいことがどんどん増えた,ってのは普通にあることだからね。本当はそこまで行ってから自分は何に自転車を使うのかと考える段階に入るわけだもんな。

● という話をして,結局,何も買わないで店を出た。申しわけない。木訥とした誠実そうな人だった。次に買うときは,ここで買うことにしよう。
 自転車本体にサドルバッグやライトなど,一式,彼に揃えてもらうことにするよ。だから,今日は勘弁してよね。

2016年6月14日火曜日

2016.06.10 栃木秘境探検ツァー 八溝山山頂②

● 雲巌寺から先は,人家もいっそうまばらになる。農地もほとんどなくなる。バス停の名前も「営林署社宅前」とか「帝国造林社宅前」とか,林業が盛んだった頃を偲ばせる。
 もちろん,その社宅は今はない。典型的な過疎地なのだと思う。だけれども,ポツンポツンと家はある。車があればここから黒羽や大田原の会社に通うことはできる。
 子どもたちの通学はどうしているのだろうか。市営バスが頼みか。

● サイクルジャージの2人組とすれ違った。ロードバイクのペダルをクルクルと回しながら,あっという間に遠ざかっていった。実業団チーム(宇都宮ブリッツェン?)のレーサーのようだ。
 ぼくに言わせれば,彼らは人間ではない。怪物だ。真似しようとしてはいけないし,憧れてもいけない。人間は人間であればいいのであって,怪物になる必要はないからね。

● 上南方に入ると,道路の幅員が狭くなる。というか,山のなかに無理やり通したという感じの道路になる。林道然としてくる。
 猟師もいるんだろうな。激しく吠える犬を飼っている家が2軒あった。たぶん,猟犬だと思う。つないであったから問題はなかったけれども,あんな犬に追いかけられたら,この自転車で死ぬ気で逃げても,片足くらいは食いちぎられるだろうな。

南方須佐木線の終点
● 南方須佐木線は那須大子線に合流したところで終点。しばらくその那須大子線を走る。
 このあたりになると,道路の種別や路線名にとらわれない方がいいようだ。県道とはいっても通行不能区間があったり,普通車がギリギリすれ違えるほどの幅員しかなかったりする。要は,すべて林道と心得たほうが間違いがない。

● いよいよ,八溝山に取りついて正真正銘の林道を登っていく。さほどの勾配ではない。ここをどうやって登るんだよと思うようなきつい勾配はない。
 が,あたりまえだけれども,基本的に山頂まで登りが続く。

辛抱たまらず休憩
● 雲巌寺から先は,八溝山頂まで休憩なしで行くつもりだった。だったんだけど,相当にきつかった。早々に自転車を投げだして休憩した。
 ぼくの自転車は折りたたみ式の安いミニベロ。ギアは後ろが7段。一番の問題は自分の脚力のなさなんだけども,それを棚にあげていうと,もっと軽い歯車があと1枚か2枚あればなと思った。

● というわけで,この後もみっともないほどに,何度も足をついた。のみならず,自転車を押して歩きもした。
 雲巌寺を出たあとは,コンビニも自販機もまったくなくて,水分の補給ができないことも,かなり効いている。っていうか,これが一番かもしれない。自転車のギアの問題以前に。
 喉が渇いて,そこにしか思いがいかない。登るにつれて視界が開け,一級品の景観が楽しめるんだけど,ダメだ,喉がここまで渇くとそれを楽しむ余裕もなくなる。
 って,熱中症は大丈夫なのか,オレ。

また休憩
● 再び,日陰で休憩。急激にスタミナが切れてきた。雲巌寺までのルンルン気分ははるか遠くのことのようだ。
 あまり休んでしまうと動けなくなりそうだ。
 このまま回れ右して降れれば楽なんだけど,ここまで来て山頂に行かなかったら,とんでもなく後悔するよなぁ。そんなことを思いつつ,自転車に乗ったり降りて押したりを繰り返した。
 後半,登りであっても力を入れないで軽く回すコツをつかんだような気もしたんだけど,どうやら錯覚だったか。

八溝山頂の神社
● オートバイ1台と軽トラ1台,ジープ様の車1台が,ぼくを追い抜いていった。這々の体で山頂に到着。
 神社が鎮座ましましていらっしゃる。やれやれ,神社があるんだから途中に水場もあるんだろう。と思った。ら。そんなものはないのだった。
 展望台からの絶景も目には入れたんだけど,喉の渇きから自分の気持ちが離れない。

● 展望台は掃除されたばかりのようで,打ち水もされていた。近くに水道があるのか。やはりないのだった。けっこう堪えたな,これは。目の前に打たれた水があるのに,自分が飲める水がない。
 基本,自分のあまりの迂闊さが問題なんだけどね。

展望台からの眺望
● さっさと降りて,自販機があるところに行かねば。帰りは,八溝公園線を降って,大子側に出るつもりだ。同じ道を帰ったほうが距離は短いんだけども,できれば違う道を通りたい。
 その八溝公園線。かなりの急勾配。車で来るんだったら,この道のほうが走りやすいだろう。けど,自転車でここを登るのは,ぼく的には論外の話だ。栃木県側から来て良かったぁと思った。

● ここで思わぬトラブルに遭遇。ブレーキだ。利きが甘いとは思っていたんだけど,平地ではあまり問題だとも思っていなかった。
 ところが,一定以上の勾配の下りではまったく効かなくなるんでした。八溝公園線の勾配はその“一定”を明らかに超えていた。
 ブレーキレバーを目一杯握りしめても加速するんだもんね。これはかなりまずいぞ。後ブレーキ,前ブレーキに続く3つめのブレーキは自分の靴裏。何ということだ。帰宅したら早々にブレーキを修正しなければならんな。

● どうにかこうにかやり過ごして,那須大子線に出た。まぁまぁ普通に走れる道路になった。渇水被害(?)に加えて,このザマだ。かなりストレスがかかった。
 この安物自転車を呪いたくなった。なんせ,最初からマトモじゃなかったもんな。だましだまし乗ってきた感がある。そういうことをやっていると,けっこう愛着が湧いてもくるから困ったもんだ。


(追記)
 翌11日にブレーキは修正した。シューを交換して,位置を合わせただけなんだけど。でも,だいぶマシにはなった。ブレーキをかけているのに加速するなんてことはなくなったと思う。
 本当は自転車を交換したいんだけど,そんな贅沢は許されない。誰か要らなくなったロードバイクをくれる人いないかな。

2016年6月13日月曜日

2016.06.10 栃木秘境探検ツァー 八溝山山頂①

● 昨年の夏に,私家版ツール・ド・栃木を始めて途中で頓挫している。今年の夏に続きをやろうと思っている。
 ところで,その私家版ツール・ド・栃木が終わったら,私家版栃木秘境探検ツァーを催行しようと思う。その初っ端は,八溝山の山頂まで走ってみること。

● ひょんな事情からこの日の6時半に,氏家から八溝山に向けて出発することになった。293号を馬頭まで走り,461号で大山田を抜けて雲巌寺に至る。
 雲巌寺からは県道南方須佐木線の終点まで。そこからは県道那須大子線を経て林道に入る。

氏家のコンビニで朝食のパンを買って,出発
● 馬頭までいくつかのアップダウンがある。というか,平地はあまりない。
 氏家から喜連川に出るには弥五郎坂を登る。勾配が緩いのでトップギアで登れるくらい。
 喜連川を出るには鍬柄坂。これはけっこうな勾配があって,ぼくは一番軽いギアを使って登った。

● 鍬柄坂を登って降ると,そこは那須烏山市(旧南那須町)の上川井の集落になる。が,ここでも降ったと思ったらすぐに登りが始まる。峠越えというより丘陵地帯を越えていく感じ。勾配はさほどではないけれども,距離がある。
 つい最近までこの辺の中学生は自転車でこの道を通学していたはずだ。毎日ね。つい最近までというのは,今ではその中学校は統合されて,スクールバス通学に変わっているからだ。

● 降ると志鳥集落。
 すぐまた登り。路肩が狭い(あるいは,路肩がない)区間もある。少々走りづらい。293号線はところどころで短い区間バイパスが施工されている。そういうときは旧道を走ったほうが自転車は楽だよね(交通量が少ないから)。
 那珂川町(旧小川町)に入る。ここからの降りはけっこう長い。旧小川町と旧馬頭町の間に那珂川が流れているからで,その那珂川までは緩やかな降りが続く。
 つまり,小川は平坦なところで,その分,農地が広く取れる。豊かな農村地帯だったのだろう。

● 旧馬頭町は美しい郷だ。その美しさは主に山並みが作っている。その山並みからの抜けがちょうどいいというか,スコンと開放された景観がときに現れる。
 こういう気楽なことを言っていられるのは,ぼくが通行人だからだろう。実際に住んでみれば,色々と文句が出るのは,どこでも同じだ。少なくともここは車がないとどうにもならない。
 でも,都会から越してくる人がけっこういるのだと聞いたことがある。

● 田舎の時間はゆっくり流れているという見方にぼくは与しない。なぜかといえば,自分が田舎育ちで,そういうものではないと体感しているからだ。
 田舎人が都会に馴染むのは簡単だけれども,その逆は容易ではないはずだ。都会暮らしに疲れた人が田舎で癒やされたいというのは,叶うことのない幻想,ありていにいえば勘違い,にすぎない。

● オーストラリアのような土地がいくらでもあるところでも,人はシドニーやメルボルンのような都市を作ってそこに住む。北海道もそうだ。札幌に人が集まる。
 なぜかといえば,都市に住むほうが楽だからだ。そうでなければ,この現象は説明できない。都市から田舎に越してきた人たちの多くは,こんなはずじゃなかったと臍をかんでいるのではあるまいか。

● しかし,だ。そうじゃない人たちがいるのも確かだ。世の中には都市より田舎が合う人がいる。田舎を好み,かつ田舎が合うという人。
 映画や劇場や音楽ホールや歓楽街といった都市的レジャーではなく,縁側での雑談,土いじり,農作業を楽しめる人。ぼくは不思議な人を見るような目で彼らを見る。
 自分はなぜそうなれなかったのかとも思う。自分の親は間違いなくそのタイプの人だから。ぼくの親の世代は,好むと好まざるとにかかわらず,そうならざるを得なかったんだろうけれども。

健武-道路沿いにあった碑
● 馬頭市街を抜けると健武という集落を通過する。このあたり,大昔は金が採れた。
 金のことを大和言葉で“ゆりがね”というらしい。馬頭には「ゆりがねの湯」(日帰り温泉)とか「ゆりがねのやな」(飲食施設)など,“ゆりがね”を冠した施設があるんだけど,それにはそうした事情があってのこと。

御前岩
● さて,健武を過ぎると左にハンドルを切る。以前は県道上南方大山田線といった道路だ。とてもわかりやすい路線名だった。のだが,今は国道461号になっている(須佐木から先は,県道南方須佐木線)。
 ここから先は武茂川の上流端を目指す行路にもなる。武茂川のせせらぎを聞きながら走ることになりそうだ。

● この道路をしばらく走ると,御前岩なるものが登場する。過去,二度ほど来ている。
 その正体はといえば,武茂川が切り取った岩崖にある女性器の形をした岩。性器信仰は世界のあちこちにあると思うけど,これもそのひとつと割りきっちゃっていいんでしょうね。子孫繁栄,健康長寿の祈りを込めているわけだろう。
 以前は,案内板に月に一度は赤い水が流れた云々という文章があったと記憶している。それがなくなっていた。さすがにそこまで書くのは悪ふざけがすぎると思って削除したのかと推測したんだけど, Wikipediaには「かつては御前岩の中程の穴から霊水がしたたり落ち,月に一度月経のように変化して赤く濁ったといわれている。しかし,同町大内地区のサイマラ淵に御前岩と対となる男根の形をした「オンマラ様」と呼ばれる石があったが,明治時代末期にこの石が崩れて淵に沈んでしまって以降は,御前岩の霊水に変化は見られなくなってしまったそうである」とある。

● この御前岩で1回目の休憩。次は,雲巌寺で見物がてら休むことにしよう。
 大山田下郷,上郷を縦断。大山田は農業と林業の郷。平地は少ないから,田んぼの区画も小さい。機械化といってもなかなか難しいのかもしれないな。
 畑に出て作業をしている人がいる。茸を栽培する工場があった。静かな郷だ。平日の金曜日の午前中。

雲巌寺
● 旧黒羽町の須佐木に入る。この地にある神社は洲崎神社と申しあげる。どういう漢字を充てるかは,つまるところたいした問題ではないんだね。どう発音するか,その音が重要なのだろう。その地の由来を考えるときには。
 須佐木に入るとすぐに461号から逸れることになる。県道南方須佐木線になる。けれども,道路の名称はお役所があとから付けたもので,政策的な理由も加味されることがあるようだ。

雲巌寺
● 雲巌寺に着く。この日のこの時間帯,観光客はひとりもいなかった。独り占めできる。
 とはいえ,この雲巌寺は臨済宗妙心寺派の古刹にして,禅宗の四大道場のひとつとされる。そういうところを,ぼくのような下賤かつ無縁の者があまりウロウロしてはいけないように思う。
 っていうか,ウロウロすることが躊躇われる。凛としたたたずまいがぼくを寄せつけない。
 山門をくぐってすぐのところにある仏殿の付近を少し歩いただけ。その奥にある方丈本殿や禅堂にまで近づくことは憚られた。

● そっと退出して,近くの店にあった自販機でコーラを買って飲む。
 出がけにコンビニでウーロン茶とコロッケパンを買って腹ごしらえをし,御前岩の休憩でもうひとつ甘いパンを食べた。
 食べるほうはそれで大丈夫だと思うけれども,水分はもっと摂ったほうがいいかもしれない。
 コーラだけじゃなくて何本か水を買って持っていこうかと思いもしたんだけど,自販機はこの先にもあるだろうから,わざわざ荷物を増やすこともあるまいと思い直した。

● 再び,南方須佐木線を走りだす。この先は八溝山頂まで休憩なしで辿りつきたいと思っている。
 私家版ツール・ド・栃木を始めたのは昨年8月。それと比べると,体力の消耗がかなり違うように思える。今日はたぶん猛暑日になるのかもしれないけれども,そうであっても8月とは暑さの濃さが違う。
 本格的な夏が来る前の今の時期は,最も日が長い時期でもある。自転車にはほんと,最高の時期だ。

2016年6月9日木曜日

2016.06.09 CASIOのWSD-F10

● 職場の同僚がカタログをくれた。こんなのがありますよ,と。Androidと連携した“Smart Outdoor Watch”。「アウトドア用途に着目して作ったスマートウォッチ」というふれこみ。
 何がいいかといえば,自転車で遠出をするときに役に立つ。ひょっとすると,自転車に取り付けるタイプのハンディGPSロガーにとって代わるかもしれないと思わせる。

● サイクルコンピュータの代わりになることは間違いない。地図やナビのアプリも標準で搭載している。GPSログも残せるのだろうな。パソコンとも連携できるんだろうな,まさか。

● バッテリーは専用充電池で,通常使用で1日以上は使える,とある。2時間で充電できる。
 わからないのはログのデータをどうやって保存するのかっていうこと。ひょっとしてひょっとすると,常時,スマホとつないでいないと,データ保存はできないということなのか。

● そういうことですよね。OSがAndroid Wear。ということは,Androidスマートフォンとの連携が前提になる。
 そもそもデータの保存場所がないわけだから,単体ではGPSロガーとしては使えない。バッテリーが1日以上もつとはいっても,ブルベなどで連続して使う場合は,スマホのバッテリーも同じようにもつのでなければ,話にならない。

● となると,当面はスマホがあればいいかなと消極的な感想を持つ。価格が価格だしね。現時点で7万円。
 この種の器機は短期間で価格がこなれて,機能も磨かれていくものだろうから。

2016年5月26日木曜日

2016.05.26 今が一番いい時期

● 梅雨に入る前の今の時期が,自転車に乗るには一番いい時期だと思う。薄着になれるほどに暖かいけれども,真夏の刺すような暑さはない。
 日も充分に長くなっている。天気さえ良ければ(その天気も安定する時期だ),自転車通勤にぴったりの時期だ。
 なので,毎日,自転車で通勤している。片道8㎞がもの足りなく感じられる時期でもある。

● 自転車で通勤することの効用はたしかにあると思う。身体が軽くなる感覚がある。第一,電車より早いのだ。“自宅→駅~駅→勤務先”よりドアtoドアで自転車に乗ったほうが所用時間が短くてすむ。

● なんだけど,通勤以外にはほとんど乗っていないな。もったいないといえばもったいない。せっかくのこの時期に。

● ただ,プランだけはいろいろと考えている。去年の夏に始めた「私家版ツール・ド・栃木」が中途までになっている。
 その続きをやるのが,まず第一。塩谷町→日光市→足利市→佐野市→栃木市→野木町→小山市→下野市→上三川町→壬生町→鹿沼市→宇都宮市→さくら市→高根沢町,のコースが残っている。
 まず,塩谷町に行かなければならないけど,わが家からだと鬼怒川の堤防(実際には河川管理者の管理用道路)を走って行けばいい。

● 「私家版ツール・ド・栃木」が終わったら,「私家版 栃木秘境探検ツァー」を催行しようと思っている。何ヵ所か行きたいところはあるんだけど,まずは子供の頃から馴染みのある馬頭に行ってみようと思っている。
 大山田から雲巌寺に至り,さらに上南方を通って,八溝山の山頂まで自転車で行ってみたい。基本的に武茂川を遡る行程になる。

● ネットをググると,八溝山はかなり人気があるんですね。かなりの数の体験記が見つかる。いくつかを読んで,何だか行ったことがあるような気がしてきた。

2016.05.17 妄想-いつかやりたいと思っている日本一周

● いつか自転車で日本一周したいと思っている。体力とか技術とかで考えれば,さほどに難しくはないと思う。自転車通勤の延長線上にあるものだと思う。
 どこに行っても日本語が通じるのだし,自販機やコンビニやホームセンターやスーパーがどこに行ってもある。
 冒険的な要素はどこにもない。だからぼくにもやれるのではないかと思っているわけだが。

● 安くあげたいので,テントとシュラフは持っていく。自炊はしないはずなので(普段やらないことを,キャンプでやるわけがない),自炊用具は持たない。食料はスーパーやコンビニで調達する。
 自分でいれた熱いコーヒーでくつろぐなんていう,自転車雑誌によく登場するシーンには,まったく興味がない。自販機の缶コーヒーでいいじゃないか。

● というわけで,いつかやろうと思うんだけど,気になることがある。1番目は電源の確保だ。
 今どきだから,Twitterで実況中継(?)をしながら走ることになりそうだ。その電源をどうやって確保するか。キャンプ場や「道の駅」にはないだろう。1日おきにホテルかネットカフェに泊まならければならない?

● ソーラーチャージャーはどうなんだろう。走っている間に電気を溜められれば,問題は解決するのだが。

2016年5月10日火曜日

2016.05.08 カンセキのネオサイクリスタに行ってみた

● 若い頃,デパートに入るのが嫌だった。デパートには特有の匂いがあって,それにどうも馴染めなかった。
 匂いを持ちだすのは,でも後付けの講釈であって,とにかくデパートは嫌っていうのが先にあって,その説明のために匂いを持ちだしたといったところだろう。

● だから何なのだというと,べつに何でもない。その頃,ぼくが入れる店というのは2種類しかなくて,ひとつは本屋。これはハシゴをしても平気だった。
 もうひとつは,電気店。あとになって,パソコンショップに変わる。

● 現在,宇都宮にあるパソコンショップはヨドバシカメラのみだけれども,以前はT-ZONEや大塚商会のαランドがあった。
 ちょっと小さかったけれども,戸祭にパソコンランド21というのもあった。以外にこの店でOffice(MSではなくて,ロータスのスーパーオフィスを買ってしまったのだった。そういう時代だった)をはじめ,いくつかのゲームソフトを買った。

● で,本屋とパソコンショップ以外は,自分のフィールドではないと思っていた。ときたま入る酒場は別にして。
 ところが,数年前から,ここに自転車屋が加わった。といっても,いわゆる街の自転車屋は敷居が高くて入れない。だから,入ったことがない。

● 街の自転車屋って,昔ながらの殿様商売をしてて,自分のところで販売したもの以外は修理に応じない。かどうかは知らないけれど,そういうイメージがある。実際,昔はそういう自転車屋が普通にあったからな。
 もちろん,そういう店ばかりではないんだろうけど,基本的に街の自転車屋はぼくには関係のないところだと思っている。

● ゆえに,行くところは,ベルモールに入っているスポーツデポ(の自転車売場)とヨドバシ(の自転車売場)。その2つがぼくの遊び場(?)だ。
 が,カンセキが展開しているネオサイクリスタを無視するわけにはいかない。実際,ここで輪行袋やニップル回しを買ったことがある。
 が,買うものがないのにフラッと覗いて見るってのはしたことがなかった。

● そのネオサイクリスタ(駅東店)に行ってみた。わざわざ行ったんだから,フラッと覗いたというのには該当しないけど。
 自転車とウェアやヘルメットなどの周辺器機(?)の販売のほか,パンク修理,タイヤ・チューブ交換,その他のメンテナンス,車籍登録,盗難補償手続きなんかもやっているらしい。
 自転車に関する総合サービス店ですな。ここなら通販で買った自転車でも修理してくれるんじゃないかと思う。修理を頼んだことはないけれど。

● 限られたスペースなので,ロードバイクも各社のものが揃っているというわけではない。MTBも同じ。
 そもそも売れ筋は2~3万円の安い自転車だと,売場が苦しげに(?)語っている。この価格帯の製品が圧倒的に多い。
 ぼくが乗ってるのも3万円の折りたたみ式のミニベロだから,この価格帯の製品が売れるのは,自分のこととしてよく理解できるんだけど。

● ところで。ぼくはパソコンやケータイ,文具のカタログを集めるのも好きなのだ。当然,自転車のカタログもあればもらっておきたい。
 が,スポーツデポやヨドバシにはないようなんだよね。でも,ここにはありましたよ。ジャイアントの分厚いカタログをもらってきましたよ。

● この時期の自転車雑誌って,2016年の新製品カタログのようなものが多い。各社のカタログを適当に取捨選択して1冊にして,1,000円や1,500円で売っている。
 生のカタログならタダだよ。ここではジャイアントとライトウェイのカタログしかなかったんだけどね。

2016年4月30日土曜日

2016.04.26 「My Tracks」が使えなくなったので

● Google謹製の「My Tracks」が使えなくなった。サービスを廃止。
 非常に使い勝手が良かったし,わかりやすかったので,便利に使っていた。自転車に乗るときの必須アプリ。必ずしも正確に距離を測ってくれるわけではなかったけど,それは忍耐の範囲内。
 が,使えなくなったので,これに代わるアプリを探さなければ。どれがいいですか。

● 「GPSロガーAndroid」が代替アプリとして推奨されている? 次のようなアプリらしい。
 軽量でバッテリー消費の少ないGPSロガーです。このアプリはGPSで測定された位置情報を決まった間隔でSDカードに保存します。このアプリはバックグラウンドで動作し,長時間のウォーキング,ハイキング,フライトレコード,撮影記録だけでなく,ちょっとした買い物中も,電源ONのまま可能な限り動き続きます。保存されたファイルはPCを使用し,デジカメの写真へのジオタグ追加,旅行サイトへのファイルアップロード,Google Earthを使っての鑑賞等を行うことができます。 
● ではというわけで,GPSLoggerをインストールしてみたんだけど,どうも使い方がわからない。「MyTracks」と同じような操作法ではないようだ。
 GPSLoggerはMyTracksを置き換えるものではありません。 MyTracks は(多数の機能がありますが)短時間の使用を仮定しているのに対し,GPSLoggerは長時間での使用を考慮しています。
● ユーザーのレビューもおおむね好意的。
 owncloudに自動アップロードできるのがとても良い。ただし、GPSと基地局両方参照する設定だとポイントがあっちこっちいってしまい距離が倍以上になるので、GPSだけにするのをおすすめします。 
 記録に特化したアプリ。表示はエクスポート。 
 サイクリングやトレッキングで使用。バッテリーの消費も少ないし,安定してる。ファイルもクラウドにそのまま上げたりできるので,連動性も良い。 
 見た目がガラッと変わりました。良し悪しは慣れてからですが,使用感は良しです。 
● が,使い方がわからないんじゃしょうがないやね。「Cycling Tracker2」を入れてみるか。
 それとは別に,常時稼働して位置ログを残してくれるGPSロガーアプリとして,「僕の来た道」のAndroid版を入れてみようと思う。

2016年4月14日木曜日

2016.04.12 折りたたみ式のミニベロで

● 今乗っている折りたたみ式のミニベロでブルベに出れるか。寝袋やテントを積んでの日本一周ができるか。実際にやった人がいるのか。
 そんなことを雑誌やネットで調べようと思っていた。

● が,やめた。調べてどうするのだ。やった人がいるからできる。いないからできない。そんなイージーなことでいいのか。

● 自分でできることを証明してみせればいいのだ。
 自転車はレーサージャージを着て,ビンディングペダルを装着して,サングラスで目を保護して,っていう大げさな準備をして乗るものではなく,もっと気軽に乗っていいものだ。いや,気軽に乗るべきものだ。
 ブルベだろうと長期のツーリングだろうと,基本的にそれは変わらないはずだ。そのことを自分が証明すればいい(実際には,両方とも,すでにかなりの人がやっているのじゃないかと思う)。

● 若くて筋骨隆々とした人がやっても証明したことにはならないだろう。ぼくのようなロートルで人並み以下の体力と運動神経しか持たない者がやってこそ,証明になる。

● 既存の情報を求めても仕方がない。既存の情報が何を語っていようと,今乗っているミニベロでブルベ200㎞,走ってやろうじゃないか。
 いやね,現時点でも200㎞ならわがドッペル君で走れるかもしれないと思うんですよ。が,300㎞,400㎞,600㎞となるとどうか。
 もっとも,ロードバイクにビンディングを付けたところで,この距離を走れるかどうか。

● スピードはどうにもならないけれども,持久力はまだ鍛えれば伸びるのではないかと思っている。400㎞,600㎞を走れるところまで鍛えることもできるのではないかと,希望をこめて思っている。
 ロードでやれるんだったら,ドッペル君でもやれるはずだ。

● 宇都宮にもママチャリでブルベを走る強者がいるらしい。相当な脚力の持ち主らしく,50歳代後半でママチャリでSRを取ったようだ。
 そこまでは行けないけれども,60歳を過ぎてからでもSRになれると,証明してやろう。って,口だけで終わる公算が大きいかなぁ。まずは,実際に200㎞を走ってみることから始めないとな。

2016年4月11日月曜日

2016.04.10 咲くライド・さくら市2016の風景から

● 参加したいなぁと思いつつも,手続きを忘れていた。結局,あろうことか開催日の今日は休日出勤ということになった。

● 氏家の街中でたくさんの自転車ライダーを見かけた。しかも,何度も。親子で参加していた人が多かったようだ。

● ヘルメットは推奨されるだろうけど,サイクルジャージにサングラスと完璧にレース仕様で固めている人もいた。しかも,少なくない数。
 で,この完璧な装いのライダーから受ける印象は,“誰なんだ,このバカは”というもの。なんでだか知らないけど,バカに見えるんだよ。

● ひとつには,その完璧さとこの日の行事の趣旨が噛み合わないことにある。親子でのんびり桜を愛でながら走りましょうよ,というものだろう(別に親子でなくてもいいわけだが)。それでその恰好は何なんだ,っていうね。
 100メートル先の煙草屋に煙草を買いに行くときに,ジェット機を用意するようなものじゃないか。

● 形から入って形に留まっている風情がバカをかもすっていうのもあるかも。形を決めて満足している人もいるんじゃないのかね。
 自分がやろうとしていること,サイクリングかもしれないし自転車通勤かもしれないんだけど,それをなにか大層なことにしすぎているような印象も受けるんだな。実物大よりかなり大きくしちゃってるっていうか。

● で,その大きなことをやろうとしている自分っていう図式を知らず知らずのうちに作ってしまっている愚鈍さよ,っていう気味合いもある。
 そもそもが自転車ってもっと気楽に乗っていいものじゃないか。交通規則は守らなければならないけれど,ママチャリに乗るときの感覚でロードに乗ってもいいのでは。

● それとアレだよ。ピシッと決めた格好で歩道を走ってるヤツを時々見るんだよ。これは主に宇都宮で。ピシッと決めてロードで歩道を走る。
 車道は怖くて走れないというんだったら,ロードなんか乗ってんじゃねーよ。邪魔なんだよ。

● と悪態をつきたくなるわけだけれども,以上を要するに,バランス感覚が悪すぎるということ。これがバカっぽさにつながるのではないかな,と。

2016.04.10 ツーリングもロードバイク?

● 本屋で自転車雑誌の売場を覗いて歩いた。ロードバイクで旅する,的な特集が複数あったんだけど,ロードバイクで寝袋やテントを運べるんだろうか。
 って,無理だよね。1泊か2泊で輪行したり,ホテルに泊まったりってことになるんでしょうね。

● 長期ツーリングとなると,ランドナーが必要?
 ランドナーのようなツーリング車でなくて,たとえばマウンテンバイクをツーリング仕様にできたりはしないのか。正確にいうと,ツーリング仕様にできるマウンテンバイクやクロスバイクはないのか。ロードバイクはさすがに無理だと思うので(キャリア取付のダボ穴があるロードもあるし,ダボ穴がなくてもアタッチメントがあるらしいんだけど,強度的にどうなんだろ)。

● あるいは,自転車専用のトレーラーをつなぐという手もあるようだ。
 けれども,これ,実際に見たことはないんだよね。どうなんだろ。ロードにトレーラーをつないで長期ツーリングに出るっていうのは。

● なんでそんなことを心配しているかというと,自分もツーリングをやってみたいと思っているから。
 昨年の夏,「私家版ツール・ド・栃木」を試みて中途で挫折しているんだけど,今年は当然,リベンジを果たしたい。

● 基本的に安いホテルに泊まることにしているので,寝袋やテントを自転車に括りつけてってことにはならないんだけど,いずれは寝袋やテントのお世話になるような,本格的なツーリングに憧れる。
 たとえば日本一周といったようなもの。そのときに,ロードで用が足りるのかどうか。

● っていうか,今のところ,折りたたみ式の安いミニベロに乗っているんだけど,これでなんとかできないかと思ってたりするんですよね。
 ブルベもこのミニベロでやってみたい。鍛えればできなくもあるまいと思うんだけど。

2016年4月6日水曜日

2016.04.06 ブルベに挑戦?

● ブルベについて調べている。自転車で一定の時間内に決められた距離を走るという競技(他人ではなく自分と競うことになる)というかゲームというか。

● 何を調べたかったかというと,まず装備。これはだいたいわかった。
 あと,自転車は何がいいか。って,自転車なら何だっていいはずだけれども,ロードバイク以外の自転車で出走する人がいるのかどうか。
 サイクルジャージを着ない人がどれくらいいるものなのか。

● 結果,何でもありのようだ。ぼくは折りたたみ式のミニベロを常用しているんだけど(それしか持ってないから),ミニベロはもちろん,ママチャリで出走する人もいる。
 ママチャリでSRを取った剛の者もいるようなんだな。しかも,50代後半とか。どんなやつなんだ。
 ママチャリといっても内装3段とかなんだろうけどね。サドルを思いっきり高くすれば,けっこう走れるものなのかね。といっても,重いママチャリでねぇ。すごいね。

● 200㎞,300㎞,400㎞,600㎞がある。100㎞は何度か走ったことがあるけど,200㎞はどうだろ? 走れるか,オレ。
 同一シーズンに4種とも完走できれば,SR(シューペル・ランドヌール)の称号とメダルがもらえる(メダルは買うんだけど)。どうせならそのSRを狙いたい。

● でも,現状では400㎞や600㎞はとても現実のものとは思えない。まずは200㎞を実際に走ってみることだな。

2016年3月9日水曜日

2016.03.09 漠然とツーリング車が欲しい

● 日本一周の次は,さらに漠然度が大きく増すんだけど,世界一周だ。さすがにこれは,ドッペル君というわけにはまいらない。
 未舗装道路も走るだろう。折りたたみ式のドッペル君では荷が重いように思う。タイヤも世界標準ともいえる26インチにしておきたい。ドッペル君は20インチなのだ。

● と思ったら,折りたたみ式自転車で世界一周中の日本人がいるのだね。しかも,かなりすごいところへも行っているようだ。
 ふーん,それならぼくもドッペル君で行こうかな。って,いくらなんでも,DB-1とドッペル君を並べるわけにはいかないな。
 その頃にはドッペル君はスクラップになっているだろうな。大事に使えばもつのかね,3万円のドッペル君。
 というわけで,漠然とツーリング車が欲しなぁと思っている。今すぐではなく。

● 世界一周というときに,どうしても気になるのは南米とアフリカなんだよね。所詮は遊びなんだから,危険に飛び込むような真似はしなくていい。
 治安の悪いところには近づかないのが原則だ。ここは臆病でありたい。

● で,このエリアの様子を調べてみようと,図書館で「地球の歩き方」を漁ってみたんだけど,「地球の歩き方」もこのエリアをすべてカバーしているわけではないようだ。
 そもそも,需要がないんだろうな。出しても売れないってことなんだろう。

● 結局,このあたりの情報は経験者が出している体験記(書籍,ネット)を読むしかない。っていうか,情報はネットに無尽蔵にあるだろう。

2016年3月8日火曜日

2016.03.08 冬は去った

● 完全に冬が去った。それを今朝,実感した。自転車で職場に出勤するときに,今まで着用していた冬用の手袋から,指先が露出する3シーズン用の手袋に替えた。
 それで少しも支障なかった。もう冬ではないなと思った。

● ユニクロのタイツも着用しなくなっているし,ヒートテック下着のお世話になる時期は過ぎたようだ。

● ということは,今日は寒いから電車で行こう的な言い訳は許されなくなったってことですな。雨でもない限りは必ず自転車で出勤しないとね。
 っていうか,これからずっと自転車日和が続くってことですよ。6月は梅雨で中断されるけれど,その後はまたずっと。

● 安い自転車で色々と楽しもう。楽しめる季節がやってきたわけだからね。片道8㎞の通勤やせいぜい30㎞程度しか走らないことがほとんどなので,3万円のドッペル君で何の支障もない。
 とはいえ,自転車で走ることが増えると,いい自転車が欲しいなぁと思う頻度も増えるんですよね。

2016.03.05 自転車でやりたいこと

● 去年の夏,「私家版ツール・ド・栃木」に挑み,中途で終わってしまった。これは今年の夏にリベンジする予定。
 それが終わったら,「栃木秘境冒険ツァー」を敢行するつもりでいる。主には県境エリア。栗山,足尾を含むことが多くなるんだけど,そこを自転車で走ってみたい。ヒルクライムも兼ねることになるだろう。といって,坂道トレーニングをしたいわけではない。たまたまそこは坂道の連続だと思われるっていうだけだ。

● まずは難易度の低い行程から。馬頭の大山田から雲巌寺に出る道路を走ってみたい。そのあと,同じく馬頭の大那地あたり。烏山の小木須,大木須から茂木の河又あたり。
 次は鹿沼から足尾,足尾から粟野。飛駒,秋山。その次が今市から栗山。

● 今どきだから,相当な奥地でも道路は舗装されているだろう。から,一番いいのはロードバイクだ。そこをわが3万円の折りたたみ式自転車,ドッペル君で走ろうと思っている。

● 問題はこのあと。次は日本一周をやってみたい。しかし,漠然とやってみたいと思っているだけだから,本当にやるかどうかはわからない。わからないんだけど,いろいろと考えてる。
 テント泊を基本とするけれど,週に一度は旅館かホテルに泊まることにする。それを含めて1日3千円であげたい。月9万。世の中にはもっと高い家賃のアパートやマンションに住んでいる人も珍しくないだろうから,これでやるといえば家人も反対しないだろう,とかね。

● となると,装備をどうするか。前輪後輪の左右に荷物を入れたバッグを吊りさげることになるか。もしそういうことになるのなら,パナソニックのOJC3を17万円で買うか,ジャイアントのグレートジャーニーなら10万円か。

● でもね,日本一周って,自転車通勤の延長線上にあると思うんだよね。そのためにわざわざ自転車を用意するのも業腹なんだよね。日本一周ってそれほど御大層なものではないのじゃないか。
 日本一周を実行した人,現在進行形で遂行中の人たちのブログを読むと,夜郎自大といっては意味が違うんだけど,自分がやったこと,やろうとしていることを,実物より大きく見てしまっているように思える。

● ドッペル君で行けないか。自転車用のトレーラーもあるから。っていうか,それもドッペルギャンガーから出ているね。それをつないでね。
 よし。それで行くことにしよう。

● というかさ,つまり性分がケチなんだよね。高い自転車は買えないというか,買いたくないというか。
 数万円のクロスバイクやMTBをツーリング車に仕立てられないかと考えたりする。

2016年2月17日水曜日

2016.02.16 日が延びた

● 日がはっきりと延びた。特に夜。5時になると暗くなって,飲み屋がおいでおいでしていると思えた。数日前まではそうだったように記憶しているが,このあたりの人間の記憶はけっこういいかげん。
 今は,5時だとまだ明るい。

● 途中まではライトをつけないで走れた。嬉しいね,これ。
 日が延びること。自転車乗りにとって,これほど元気づけられることはない。気分が晴れる。自転車乗りとしては,これが一番のクスリだ。

● 自転車に乗りながら,ブルベのことを考えた。何とか出たいものだ,それにはそれなりの準備をしないとな,とか。
 そういう積極的なことを考えられるのも,日が延びて走りやすくなって,ルンルンになっているからだろうな。

● ブルベかぁ,何とかやれないかな。ぼくとしてはですね,今乗っている安物のミニベロでやりたいんですよね。
 バリバリのロードバイクに,ビンディングペダルなんていう,ごりごりのスタイルではなくて,普段着というか下駄履きというか,ひょいと乗ってそのままブルベを走りだしたという感じで走りたい。

2016年1月31日日曜日

2016.01.23 雪の日のチェーントラブル

● 18日の朝,大雪。よし,こういうときこそ,自転車で出勤してやれ。と思って,自転車を漕ぎだしたんだけど,雪道に突っこんだとたんチェーンが外れた。
 チェーンが外れたくらい片手でチョイチョイと直せるかと思いきや,隙間にピタッと嵌まりこんで,両手で引っぱってもピクリとも動きやしない。

● その日は電車で出勤した。自転車は今朝,直した。ネジ回しで後輪を挟んでいるネジを弛めてやると,ササッと直った。
 で,その自転車で喜連川に出かけた。夕刻から会合があったので,それに出席するのが目的。

● なんだけど,昼過ぎには着くように出かけた。喜連川には温泉もいくつもある。久しぶりに「道の駅きつれがわ」の温泉に入ってみたい。それから,図書館が充実しているのが喜連川のポイントで,その図書館にも立ち寄りたい。
 喜連川って,子どもが小さいときは,よく内川で魚を捕ったり(網で),お丸山公園に登るシャトルエレベーターに乗せるために,しばしば出かけたものだけど,子どもが大きくなってからはあんまり行かなくなった。
 そんなわけで,半日を喜連川でまったり過ごしたいと思ってね。

● で,じつにまったり過ごすことができた。
 ところが,会合が始まる頃から,また雪が降ってきた。これは積もらないうちに帰ったほうがいいなと思って,ちょっと早めに退席させてもらったんだけどね。

● 半分ほども走ったかな,雪が残っているところに突っこんじゃってね。また,チェーンが外れてしまった。この事態は想定していなかったので(想定しておくべきだったのだが),工具は持ってきてない。
 さぁ,どうする? どうするったって,どうしようもない。押して行くしかない。

● 奥さまに電話でSOSを発信しようかとも思って,実際に発信もしたんだけど,だいたいつながらないことになっているんですよね。
 オペレーターの声(録音)で,ただ今電話に出ることができません,という応答がある。今回もそうだった。

● だから,雪の中をカッパも着ないで,約1時間半,歩きましたとも。
 でも,さほどに寒さは感じなかったね。雪のわりに気温はさほど低くならなかったのかもしれない。ユニクロのヒートテックのおかげだったか。

● でもさ,ドッペル君,この設計はどうなんだろうねぇ。って,設計はしていないのか。

2016年1月19日火曜日

2016.01.17 29,800円のクロスバイク

● 自転車の良し悪しと価格は基本的に比例するものだという。異議なし。
 問題は,どのくらいの“悪し”なら許容できるかということだ。

● 自転車を趣味とする人はたくさんいる。ぼく程度の自転車乗りが,趣味は自転車ですといっていいかどうかはアレだけれども,一応,自転車が趣味だとしておこう。
 で,ぼく程度であれば趣味としてもかなり浅い部類に属する。これは想像で言うんだけれども,浅い部類が最も多い層になっているのではないか。
 休日は100㎞ライドがあたりまえとか,ブルベに出るとか,そういう人は少数でしょ。

● 自転車雑誌もたくさんある。書店で雑誌の隆盛ぶりをながめると,今,自転車は昇り龍のごとき勢いがあるのかと思わされる。
 それら雑誌の記事を読んでいくと,こだわりのオンパレードであるわけだ。こだわることそれそのものの楽しさが,趣味性の主たる側面だろうから,それにケチをつけるつもりは毛頭ない。
 ただし,ロードバイクのエントリーモデルの価格帯が10数万円だといわれると,ちょっと待てと思う。

● ほんとかよ。それって,メーカーの思惑に思いっきり乗せられていないか。自転車雑誌だって支えているのは広告だろう。メーカーの思惑に反した本当のことは書けないはずだ。
 あのね,片道10㎞程度の自転車通勤をするのに,10数万円のロードバイクがほんとに必要か。

● 今日,ベルモール宇都宮店の「スポーツデポ」の自転車売場を覗いたら,29,800円のクロスバイクが数台置かれていた。
 ぼくはハンドルがフラットバーなのはイヤなので,これは買わないけれども,片道10㎞程度の自転車通勤ならこれで充分なはずだとは思う。

● 10数万円のエントリーモデルにしたからといって,通勤時間が1分間短くなる? 1分間くらいは短くなるか。でも,ほとんど変わるまいよ。
 ミニベロから700Cのロードに替えたのであれば格別,29,800円のクロスバイクから10数万円のロードに替えても,びっくりするほどの違いはないのじゃないか。片道10㎞程度の通勤なら。

● 用途に応じた道具を選べばいいので,過剰性能の道具を持っても仕方がない。10㎞の通勤からさらに進んだ場合(たとえば,1日に50㎞走るようになったとか)に買換えを検討すればいい。
 ちなみにいうと,過剰性能の道具を使ってるって,どうもあまり美しくない。それくらいだったら,むしろ逆のほうがいい。1日に50㎞走るのに29,800円のクロスバイクかよ,おまえは,と言われるほうがまだいい。

● ホームセンターで中国製のママチャリが1万円にも満たない価格で売られるようになって久しい。自転車は使い捨て的な風潮がある。
 大事に乗れば中国製のママチャリだってそれなりにもつと思うけれども,それと29,800円のクロスバイクを同じにしないほうがいいと思うんだよね。
 今の安物は昔の安物と違って,速攻で銭失いに至るというわけでもないと思いますよ。

● 以上は,じつは前置きというか,導入なんですよ。
 ぼくが乗ってるのは,ヤフオクで購入したドッペルギャンガーの折りたたみ式ミニベロ。価格は税込みで3万円ちょっと。
 で,ヤフオクでドッペルギャンガーを買うくらいだったら,「スポーツデポ」で29,800円のクロスバイクを買うのが賢いよなってこと。

● 「スポーツデポ」でも「カンセキ」でも,リアルのショップで買えば,何かあったときに持ちこめるもんね。アフターケアをお願いできる。安心だ。
 それと,おそらくモノとしても,ぼくが乗ってるドッペルギャンガーよりはいいんじゃないかなぁ,と。